社会の裏を知るものたちよ【d!】

奪われたんなら取り返せ ページ35

貴方視点

cn「じゃあもうさらわれたのはほぼ確実じゃないですか…」

gr《そういえば監視カメラはどうだったんだ？》
『あ"っ、忘れてた！』
ut「なにやってんだ」

『いやね？異常を知らせるアラートが鳴ったから様子見に行ってんけどフレアちゃんが急いで走ってたのすれ違っ…て、さ…』

cn「何かあったんですか！？」
『こ、これ！
ぐ、グルちゃん！この問題のとこ送るから見て！』
gr《お、おう》

カメラに残っていたのはタイヨウ君がクソロボットに連れていかれるところ

フレアちゃんが急いでたのはロボットに追いかけられてたんじゃなくて…これだったんだ

私がちゃんとフレアちゃんの家に行けてれば…

gr《本当はキミたちにタイヨウ君の護衛を頼みたかったのだがこうなっては新たなプランを立てなければいかんね
チーノ君ウツ君ショッピ君A君
キミたちに新たなミッションとしてシマザキ タイヨウの奪還を命ずる
フレア君を便利屋に勧誘してみたもののうちの従業員になってくれるかはまだわからない

しかし彼女が闇で生きていくにはもはや避けられないだろうフレア君のチカラはあまりにも大きく闇の人間を自然と惹きつけてしまう

そして弟のタイヨウ君にまで魔の手が伸びてきたこのままではフレア君は自分をせめて運命を呪うことになるだろう

かくいう私もすでにフレア君のチカラに魅せられた人間のひとりだ
いずれこの世界を導くであろう彼女の手助けをしたいまずは我々の手でタイヨウ君を無事取り戻そうフレア君の便利屋への勧誘はその後でも遅くはあるまい》

『お任せ下さい！総統様！』

cn「わかりました！聞き込みはわかせてください」

syp「人さらいなんて悪趣味出すことする輩には遠慮もいりませんね」

大先生も頷く。やる気やな

cn「あっ…」『フレアちゃん…いつ起きて……』

fra「アタシ…決めました便利屋で…ここで働かせてください」
ut「！」
fra「ここ最近アタシの周りで色々なことが起きました
バスの事故に巻き込まれて病院で襲われて
便利屋さんに助けられて…
警察に雑に扱われて…
もう誰を信じたらいいのか…
わからなくなって…
タイヨウだけは守るんだって…
それすら叶わなくて…
アタシ、タイヨウを取り戻すためなら何でもします便利屋の皆さんを信じて…
アタシ自身も精一杯やります
だから…アタシに闇社会のこと教えてください」

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