【オリジナル】後輩君と転校生【派生/合作】 (ページ24)

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Episode alpha「妬み」【佐野キラリ】ページ24

キラリside

私の名前は佐野キラリ
自分で言うのもなんだけど、かなりの美少女！
そんな私には大好きな人がいる.....

『あ、蒼飛君！！』
「...キラリか。どうしたの？」
『ううん、呼んでみただけ〜♡』

彼＿月城蒼飛君は陸上部のエースで、生徒会役員。更にはイケメン！
学年でも、蒼飛君を好きな人は多い。
....ま、私のだけど

最近、一つ上の望月綾萠とかいう奴が蒼飛君とよく絡んでいる
何アイツ、ほんっとムカツク....
てか、性別ないって何？マジできもいんだけど

あーあ、さっさと卒業してくれないかな...正直迷惑なんだよね
私と蒼飛君がくっつくべきなのに、あのお荷物のせいで
蒼飛君は苦労してばっか！

『..ただ“生徒会”として関わってくれてるだけなのに勘違いしちゃってさー、』
「あぁ、望月綾萠？ウザいよねー、！」

私がボソリと呟くと、其れを聞いた周りも同調してくれる

ほら、私の方が人望もあるし、蒼飛君の彼女に相応しい

夏休み前には告白するんだ〜！と言った私に、頑張れ！と声をかけてくれる“友人”

あは、やっぱ私、愛されてるなぁ♪

＊＊＊＊＊＊

今日は高体連。愛しの蒼飛君が出るので、蒼飛君のファンクラブと一緒に応援に行く。勿論私はファンクラブ会長

『蒼飛くーん！頑張って〜！！！』

スタートラインについた蒼飛君に、誰にも負けないよう大きな声援を送る
絶対聞こえたはずなのに、蒼飛君はこちらを見ようともしない

『(....)』
少しムッとするが、集中しなきゃいけなかったんだと思い直す

レース終盤、蒼飛君は先頭集団にいたが、少し遅れていて、
あぁこれじゃ負けちゃう、そう思った時、

不意に、蒼飛君がスピードを上げた。
え、？なんで、？私今は声援を送ってなかったのに...
疑問に思っていると、

「キラリ！今、アイツがいた...！」

アイツとは大方、望月綾萠の事だろう

は？何アイツ、応援に来たってわけ？

私の心の中で、ドス黒い感情が渦巻いた

(すみません次のページいきます)