【オリジナル】マフィア (ページ15)

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準備が終わり、計画を立てていた。

その時、電話が掛かって来た。

『もしもし』

「［桜川 A 兼全裏会社トップ”Mafia“の会長…だよな?］」

急に名前と会長の事を言われ、びっくりしたが、落ち着きを取り戻した。

『誰だ』

「［俺は暴力団組織”川崎組“の組長だ。ちょっとお前に朗報だ。お前ん所の笹木組とお前の母親、そしてこのデパートの店員・客を人質に取った。救いたければ、1人で来い］」

それだけ一気に言って電話が切れた。

『秦薇、芽玖明。すまない。2人だけで計画を進めてくれ』

「何かありましたか?」

『あぁ、暴力団組織”川崎組“に沢山の人質を取られた』

俺の言葉に2人は怯え始めた。

「会長…川崎組って…暴力団組織内で一番強い組です…」

「会長と組員1人で良い勝負の実力者達です…」

『…だから何だよ。実力者達が集まるからって、組員1人で俺と互角って…だからといって俺が引く訳無いだろうが。このまま死なせろってか?見殺しにしろってか?』

俺は絶対に仲間や家族を見放す事が出来ない。

『俺1人で来いと言われた。だからお前等でやれ』

「でも、かいty」

『異議は認めない。会長命令だ』

会議室を出て、母さんの出掛けたであろうデパートに向かった。

「お～、来たな」

人質達は全員銃を突き付けられていて、身動きが取れない状況だった。

「A!」

「会長…!」

母さんや笹木が真っ先に反応した。

『来たんだから、人質を解放しろ』

「会長さんなら分かるよな?俺等が…これだけじゃ、終わらないって事を」

川崎組は構え始めた。

『あぁ知ってる。お前等がただの戦闘狂の集まりって事もな』

俺も構え、早速飛び掛かった。

母さんや笹木が止めているのにも関わらず。

『(意外に人数が多い…ざっと100人以上だな…)』

そう考えている内に、横腹に蹴りが入った。

『っ…!』

「結構弱いかもな…wまぁだよな。お前、小学生だもんなw」

『舐めてもらっちゃあ困るぜ…!』

攻撃をくらった事によって、俺の戦闘心に火が付いた。

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