記憶喪失 ページ9
――Aside――
毎日病院に通ってくれる赤葦京治くん。
前にあったことがあるらしく、学校からの登下校も一緒だったそうだ。
いつどこで何があったかは覚えていない。
でも確かなことはある。
大事な何かを忘れてしまっているような。
すぐそばにいるはずなのに思い出せない何かが……
その事が思い出せないたびに思う。
その事は忘れてはいけない事なんだと。
それでも覚えていない自分にとって、その事はどんな影響を与えたのか。
その事について何か伝えなくてはならない事があって、でもその何かでさえも覚えていない。
こんな手掛かりの欠片もない状態。
だけど毎日病院に通ってくれる赤葦京治くん。
この人にあうとなぜかもやもやした気分になる。
もしかしたら赤葦京治くんに何か伝えなくてはならないのかもしれない。
他のどんなことよりも大切な事を。
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彩(プロフ) - とっても面白いです!続きを心待ちにしています (2021年6月25日 14時) (レス) id: c4505ea16c (このIDを非表示/違反報告)
闇黒星(プロフ) - ティラミルクさん» 応援ありがとう!更新頑張ります! (2019年11月19日 16時) (レス) id: e7cabb5b4a (このIDを非表示/違反報告)
ティラミルク(プロフ) - 息抜きに来たら「あっ、更新されてる!」ってなって読んだよ(*^^*)話の切り方上手だよね!時々様子見に来ながら応援してます! (2019年11月18日 21時) (レス) id: 9b0bde0b73 (このIDを非表示/違反報告)
闇黒星(プロフ) - ティラミルクさん» コメントありがとうございます!続き書けるかな……← (2019年10月19日 15時) (レス) id: be843ec937 (このIDを非表示/違反報告)
ティラミルク(プロフ) - 読ませていただきました!続き楽しみにしてるね! (2019年10月19日 15時) (レス) id: 9d7daaa5cb (このIDを非表示/違反報告)
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