突然の報告 ページ27
Aside
明「おはよう!今日、ほんとに大丈夫?」
あ「はい!準備バッチリです!!」
明日から2連休になるからと、明里さんの家にお泊まりすることになった。
昨日からワクワクしちゃって、一泊なのにすごい荷物(笑)
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あ「お邪魔しま〜す。」
意外と明里さんの家に来るのは初めてで、想像通りの大人な部屋に見とれてしまう。
明「いや〜、ほんとに嬉しいよ〜。仕事でも大好きだったけど、もっと深いとこまで話せる人がこんなに近くにいるなんてね。」
4月も終盤に差し掛かり、日中はすごく暑い。
夜もそんなに冷え込まなくなって、少し冷えたビールとおつまみを出してくれた。
あ「私もほんとびっくりだし、嬉しいです!」
結局この前千賀くんと会ったとき以来、ちゃんと話せてなかったから、すごく貴重な時間。
明「ふふ、最近どう?」
あ「最近は〜、ライブの準備してるじゃないですか?だから、もう3週間くらい会えてないです。」
明「3週間!?そんなに!?」
あ「え!明里さんは会えてるんですか!?」
明「会えてるというか、無理矢理というか(笑)」
明「私ほんとにわがままな奴でさ、会いたい!と思ったらどうしても会いたいの。
だから、健永が帰ってくる頃に私も家に行って、疲れてる健永の横で1人で喋ってる(笑)」
あ「すごいですねそれ、、」
私だったら絶対できないことを、いくつも、、
明「だよね。私もなんで健永が怒らないのか分からない。」
明里さん、怒らせたいの?(笑)
明「でも、だから余計離れられないんだよね。私みたいなのと付き合えるの健永ぐらいしかいないと思う。」
お酒のせいか、明里さん自身の照れか、頬が少しずつ赤くなっていってる。
明「3週間も会えなくて平気なの?」
あ「平気、ではないですけど、二階堂くん疲れてるかなとか思うとなかなか、、」
明「いい子だ、、本当にいい子だ、、!!!」
あ「何ですかその口調(笑)」
明「そんないい子のAちゃんに報告があります!!」
おどけた様子で言いながら、敬礼なんてしてる。
あ「飲み過ぎですよ(笑)」
明「この度、私と千賀健永くん、結婚することになりました!!!!!!」
あ「えぇぇぇえええ!!?!?」
明「お、いい反応ですね〜!」
あ「ちょ、待ってくださいそれほんとですか!?」
明「こんな嘘つかないよ〜(笑)」
いちいち語尾が伸びてることに、もうツッコんでられない。
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作者名:ちーず | 作成日時:2018年3月6日 13時