【おそ松さん】あかいろかのじょ。【おそ松】

．おはよう ページ45

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Aside



夢から覚めて一番最初に見たのはおそ松。
起きたら、見られてただけなんだけどね。



ｵｿ「おはよ。」

『おはよ。』

ｵｿ「寝癖ついてる。」

『ぇ、どこ？』




起きたてであんまり頭が回らないけど、この瞬間は凄く幸せだなぁと改めて思う。



『んふふ、』

ｵｿ「急にどしたの？w」



昨日の夜まで喧嘩してたなんて思えないくらい幸せ。思わず笑みが溢れるくらい。



『幸せだなぁって思って。えへへ、』


ｵｿ「えー、俺もぉ〜。」



くしゃくしゃと頭を撫でられ、
少しゴツゴツとした手の感覚に胸が高鳴る。

そう言えば、頭を撫でられるのが好きになったのはこの人の影響かなぁ。



『んへへ、』



頭を撫でていない方のおそ松の手をぎゅっと掴み、へらりと笑う。



ｵｿ「なぁ、A。」

『なぁに？』

ｵｿ「俺たちさぁ、そろそろ結婚しねぇか？」

『そうだね、しよっか。』




いきなりだった。

これがプロポーズなんだって事ぐらい分かる。
そこまで鈍感じゃない。
でも、自分でも驚くぐらいあっさりと結婚を受け入れた。



ｵｿ「…………は、えっちょ！？

Aさん！？今のプロポーズですよ！！

てか、こんな俺でいいの！？」




案の定おそ松もビックリしてる。




『それくらい知ってまぁーす。
何？それともおそ松は私と結婚したくないって言うの？』



わざと挑発するみたいに。



ｵｿ「いや、そんなことない！！
第一、嫌だったらプロポーズしないし！？」


『でしょー？だから私もOKしたんですぅ。それくらい分かってよ。

おそ松のぶぁぁか。』



マジかよ…、俺OKされたの？、と今だ一人で驚いているおそ松に
結局どうしたいのよ、と笑いかける。



ｵｿ「俺が絶対に一生守るから。
こんな俺を宜しくお願いします。」



いきなり真剣な表情で言われるものだから、



『はい、宜しくお願いします。』



って堅苦しくなっちゃった。







ぜーんぶ、朝のベッドの中での話だけど。







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