第11話 ページ13
ﾋﾟｺｯ
ん？LINEだ
ゲッ
通知を見ると拓実くんからだ
バレたのかな
トーク画面を開くと
『Aちゃん。今どこにいる？』
「すみません。ちょっと仕事の電話が入ったので少し失礼します。」
とことわって私は部屋を出る
『佐々木ってやつAちゃんだよね？』
やっぱバレてたか
私はダンプさんにLINEをしたら指摘しろって言っといて
とのこと
うん
ダンプさんが気づいたなら
指摘していいよって
言ってるよ
と送ってしばらくビルの中をフラフラしてた
ハッ
向こうからちょっとガラの悪そうな男達が歩いてきた
私は身を縮め歩いていたが
「おっ君かわいいねぇ。俺達とちょっと大人の遊びをしない？」
ヒャッ
「いや、です」
ここは素直に断ってすぐ逃げよう
「あれ？誰かと思えばAちゃんじゃん。
やっぱ生で見るAちゃんはかわいいわ、お前に断る権利はない。
お前らAちゃんを連れていけ」
た、助けて……
「いや、嫌だ……いやぁ」
助けて…拓実くん
「おいAを離せ」
え？拓実くん？
どうして？
「後藤か、先輩に向かって離せとはなんだ」
キャッ
私は男に投げられ連れの男たちに捕まった
た、拓実くん……
足震えてる
私のために…
拓実くんが怪我するの見たくないよ
ﾊﾞﾝｯ
男が拓実くんのことを蹴った…
ちょ……
もうこうするしかない
「や、やめて！わかったから私を好き勝手にしていいから！
拓実くんには何もしないで！」
拓実くんが怪我をするより私が犠牲になったほうが…いいし……
「フハハ。じゃあAちゃんいこうか」
私は唇が切れるくらい噛んで泣くのを我慢した
「待て！」
ん？ば、バシくんの声？
ハァハァハァ
バシくん…走ってきてくれたんだ
「先輩、いくら売れっ子だからって犯罪は良くないですよ。
今までの会話全部録音しましたから
警察に届けさせていただきます。」
「なっ、警察だけは、…ゆ、許してくれ離すから」
警察って言葉にはみんな弱いな笑笑
いや笑ってる場合じゃないか
「先輩約束してください。今後一切Aに関わらないでください。」
バシくんがキリッと言う
バシくん………
「わ、わかった……」
と言って男達は逃げていく
「あ、ありがと」
怖かった………
あれ…私…
ｷﾞｭｯ
た、拓実くん……
ｸﾞｽﾝ
「怖かったね、もう大丈夫だからね」
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ごたガールの小春(プロフ) - あーちゃんさん» あーちゃんさんありがとうございます！石橋くんバージョンですね！了解しました！ (2020年9月19日 12時) (
レス) id: c2deca2fcb (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - こちらの作品を見させていただきました！ めっちゃキュンキュンしましたー！ もしなんですけど、よければこの作品と同じ流れで石橋くんバージョンを作っていただけたら嬉しいです (2020年8月14日 21時) (レス) id: 2b5ac6a42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：熊ミミ | 作成日時：2020年6月19日 21時
