まさかの事態 ページ3
まさか、そのまま6人で同棲する羽目になるとは思いもしなかった……。流石お母さん……。
今は同棲するためにお母さんが用意してくれたマンションに来ている。琉生兄と。
「Aちゃんは、僕のことが、好き、なんだよね？」
「ええっ！？ う、うん/////」
そんな突っ込んで聞かれると思わなかったから思わず俯いてしまう。……だって絶対顔赤くなってるよ！うぅぅ恥ずかしい/////
「そっか……これから、よろしく、ね？」
「えっ？ うん。よろしく、琉生兄。」
相変わらずマイペースな兄だ。
でもそんな優しくて思いやりのある琉生兄が好き。今だって私の事すごく気遣ってくれてるのがわかる。さり気ない気配りをごく自然にこなせるところは琉生兄の長所だと思うし、ついみんなに自慢したくなっちゃうくらい！
「あっAちゃん、そこ、段差、ある。気をつけて。」
「えっ？ わわわっ！」
なんて、考え事しながら歩いてたらつまづいちゃった！
「っと。大丈夫か？ ちゃんと前見て歩け。」
「なつ兄！ この時間に来れたんだ！」
つまづいた私を軽々と抱き寄せて助けてくれたのは真面目で優しいちょっぴりぶっきらぼうなところのある兄で、この人も私の好きな人。
「おう。……ま、コイツらに引っ張ってこられただけとも言うけどな。はぁ。」
？？あっ！
「つば兄！ あず兄も！ 明日になるって聞いてたのに……どうしたの？」
「Aー！ 俺のかーいいイモート★ ギューっ！」
「えっ！ ちょっ！？」
なつ兄の後ろから来たのも私の好きな人たち。好きな人が多いって思うかもしれないけど、それだけうちの家族は選り取りみどりなワケで……。はぁ。
それで今私に抱きついている方がつば兄で、明るくていつも私を笑顔にしてくれるカッコイイひとなんだ。
「つーばーきー？ Aだって仕事で疲れてるんだから離れなよ。」
ゴンッ
「痛ったあああーーー！！ あーずさー！ 今本気で殴っただろ？？」
「知らないよ。ごめんね、A。大丈夫だった？」
「うん。つば兄に抱きしめてもらうの好きだから大丈夫だよ。」
「んんんんんん俺のイモートがかーい過ぎる！！」
「ちょっ椿、離れてよ。」
「えーやだー！」
今つば兄に抱きつかれて困っているのがあず兄。あず兄は優しくてつば兄のストッパー役。だけど沢山兄はいるけどその中で引けを取らない魅力もあったりする。……私だけの秘密だけどね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朝日奈友月@椿光弥愛してる | 作成日時：2019年2月13日 23時
