毒舌スーパーアイドルは朝日奈になりました2 (ページ34)

今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:12,719 hit

第83話『ありのままでいられるのは貴女と会えたから』ページ34

ジュンside

久しぶりにAと会えて私も嬉しくって早速今日からリハビリを再会した。

そうしたら前にやっていた勘も生きてて少しの間だけなら1人で立つところまでは出来たから嬉しくって車椅子で中庭まで行って歌ってみたらAの声が聞こえてきてそれに合わせて歌っていたら2人声が重なった。

凄く懐かしくて嬉しかったから車椅子から立ってみると丁度その時Aが来て数秒後には飛びついて来た。これも昔と同じで懐かしくて嬉しいのが勝ったけどそれでも後ろ噴水だし濡れちゃう！って思ったら誰かに抱きとめられた。

あとから聞いてみればその2人はAに新しく出来た兄弟の人だった。

けど何か……あの人に似てる？

って思ってたらやっぱり一人はあの人と3つ子なんだとか。そっかぁ、いいなぁAは。なんてね。

貴「ごめんね、ジュン…」

ジ「いいよ、私も嬉しかったから」

Aは見るからに肩を落としてシュンとしていた。

要「はぁ。Aちゃん、あーちゃんとはちゃんと会えたの？」

貴「はい、ちゃんと会いましたよ。それで抱きつかれました」

ジ棗「「は？」」

要「そう。なんで？」

貴「なんか『私のお陰で後遺症もほとんどのこらずに済んだからありがとう』的なこと言われて」

要「そう。それは本当にその通りだよ。他には何か言われなかった？」

貴「特には…？」

要「そう、それなら良かった(今のあーちゃんにはAちゃんへの恋愛感情はないって分かってはいるんだけど一応ね)」

棗「じゃあ俺たちは一応渡すものとか手続きとか行ってくるからもう転けるなよ？」

貴「そんなしょっちゅう転けてる訳でもないですからね！昨日だってスキップしてて電信柱にぶつかりそうになった椿さんを助けたくらいなんですから！」

棗「ったく何やってるんだ椿は…」

要「つばちゃん…」

なんだかかなり賑やかそうだな…。

なんて思っている内にまたAと二人っきりになってAから新しく出来た家族の話を沢山聞いている内にいつの間にか話題は『恋』に移り変わっていた。

貴「多分これがコイなんだって思う人が居るけど、深くて濃密な兄妹愛を感じる兄も出来て最近は『あぁ愛されてるなぁ』って思えることが増えたんだ…」

ジ「私もね、初恋したよ」

貴「そっかーどんな人？馴れ初めは？どんな所が好きなの？告白した？えっマジでいつから？」

ジ「質問攻めだね、ふふっ」

相も変わらずなAに思わず笑ってしまった私は悪くないと思う