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放課後先生の所に向かおうと廊下を歩いていたら萩ちゃんに捕まった
「今日空いてる？」
「何？ナンパ？」
「馬鹿じゃねえの、面談だよ。30分で終わらす」
ほぼ無理矢理にも近い
先生が待ってるかもしれないのに…
けど30分くらいならいつも私が先に着いてるし
萩ちゃんに捕まったって言えばいいかな
教室で面談だから今来た道を戻る
ダルそうに歩く萩ちゃんの後ろをついていく
教室の机をくっつけて
過去のテストや模試の成績を並べられた
「んーーーまあ問題は出席日数だよね」
「思ってたよりやばいかも」
「でもこの頃欠席無いじゃん」
「まあ…」
パラパラと資料をめくって顔をしかめる萩ちゃん
「俺の日本史は赤点しか取ってないのに、なんだこれ。数学急に上がってんじゃん」
「頑張ってるもん」
「いやなんで数学だけ？」
言い訳しなきゃいけないけど思い付かない
森田先生が好きだから なんて
いくら萩ちゃんでも言えるわけがない
「美勇人だから頑張ってんの？」
勘が鋭い萩ちゃんは顔色一つ変えずにそう言った
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作者名：もん | 作成日時：2018年6月7日 18時
