*32話* ページ33
***
「…えっ」
「頼んでた料理、できたよぉ」
フロイドくんが私のこと…
「フ、フロイドくん…」
「…だって、呼んで欲しかったんでしょ?」
確かに、言ったけれども…
「…ふふ、嬉しい…。ありがとう、フロイドくん」
「どーいたしまして」
「…貴方、本当にフロイドですか?」
不意に、アズールくんがそんなことを言った
「ぶふっ、…くふ、ふふふっ…!」
「ちょっと、アズール!正真正銘本物のフロイド・リーチだよぉ!」
「Aちゃん先輩も!笑わないで!」
「ふふふっ」
この日の夜は、とても楽しい時間を過ごした
*****
「ふぅ、ただいま」
「あっ、レオナさーん!Aさん、帰ってきたッスよ〜!」
レオナがのそのそと歩いてきた
「…遅かったな」
「ごめんなさい、楽しくて時間のこと忘れちゃってたみたい」
「…?」
何を思ったか、レオナは私の首筋に顔を近づけ、匂いを嗅いだ
「!?」
「…レオナ?「お前…」」
「…どこに行ってた?」
「え?」
「…モストロ・ラウンジ、だけれど」
「え!?Aさん、大丈夫だったんスか!?」
「え、ええ…。大丈夫よ」
「…チッ、よりによってあいつらかよ…!」
「面倒なことになりそうッスねぇ…」
あの子たちに会うのに、何が悪かったのかしら…
「とにかく、あいつらにはできるだけ関わらないようにしろ」
「…わかったわ」
***
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sizuku(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!!私も好きです!♡ (2022年10月6日 17時) (レス) id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うp主さん好きです☆(唐突な告白) (2022年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sizuku x他1人 | 作成日時:2022年9月2日 17時