*20話* ページ21
***
「は?…はぁ〜…、だりぃ…」
「レオナが言い始めたんでしょう?」
「…こいつ、泊めていいか?」
いきなり言うのか…、学園長は話が読めないだろうが…
「え?…ど、どうゆうことです?」
やはり、混乱しているようだ
「だから、こいつを泊め「そうではなくて!!」あ?」
「せめて!!理由を話してください!!」
「理由なんてどうでもいいだろ」
「どうでもよくありません!!」
…学園長も大変ね、…そう思った瞬間だ
「この学園の人ではない!!しかも女性!!ましてや一国の王女!!どうでもいいわけないじゃないですか!!」
「許可は取ってる」
「私の許可は!?」
「だから今取りに来てるんだろ?」
「はぁ〜…、しょうがない!!今日だけですよ!?分かりましたね!?」
よかった。なんとか許可は取れたようだ
「ああ」
「ありがとうございます!」
「それで、泊めるところは?」
「うちの寮に泊める」
「分かりました。何かあったら言ってくださいね?」
「分かってる。A、帰んぞ」
「学園長、ありがとうございました。では、失礼します」
*****
「レオナ。学園長への態度、改めないと」
「別にいいだろ」
「よくないわよ」
「…」
…態度を変えるつもりはないらしい
「はぁ…」
「ため息ついてばかりだと、幸せ逃げるぞ」
柄じゃないこと言うのね…
「…レオナのせいよ」
「(…あなたと居れば幸せ、)」
なんて、言えるはずがなく…。
互いに話すことがなくなり、暫く黙っていた
でも、不思議と気まずくはなかった
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sizuku(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!!私も好きです!♡ (2022年10月6日 17時) (レス) id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うp主さん好きです☆(唐突な告白) (2022年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sizuku x他1人 | 作成日時:2022年9月2日 17時