*10話* ページ11
***
たくさんのギンモクセイの花だった
小さな花がパラパラと…私の手のひらに落ちてくる
「!これ…」
「それみたら、少しでも俺のこと思い出せるんじゃねぇかと思ってな」
私たちの思い出の花
ギンモクセイは私たち2人にとって
…とても、とても大切なもの
それを踏まえて、レオナはこれをくれたんだろう
「ふふふっ…ありがとう、レオナ」
「それみて少しでも元気出せよ?」
「ええ」
「そんじゃ、いってくる」
…もう、そんな時間か
「いってらっしゃい!レオナ!」
「ああ、またホリデーの時にな」
私は手を振り続ける
レオナが学園生活を楽しく送れるようにと願いながら
*****
「(…このお花、どうしようかしら)」
この花をそのままにしておくわけにもいかない
しばらく考えていると、
あることが思いついた
「…ポプリでも、作ろうかしら」
それを、ホリデーの時にでも渡せばいいのではないかと思ったのだ
思い立ったらすぐ行動にうつしてみるのが私だ
早速作ってみよう
*****
「…できた」
私は割と器用な方だとは思う
だから思っていたよりも早めに作り終わった
綺麗にできたとは思うし、これで…
レオナも喜んでくれるかなぁ…
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sizuku(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!!私も好きです!♡ (2022年10月6日 17時) (レス) id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うp主さん好きです☆(唐突な告白) (2022年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sizuku x他1人 | 作成日時:2022年9月2日 17時