＊９話＊ ページ10
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《４年後》
あの出会いがあってから私たちは、
互いの元へ頻繁に会いに行くようになった
私が『夕焼けの草原』に行くのはもちろんだし、
時には、レオナが『薔薇の国』にきたこともあった
その間にも、レオナがNRCに入れることが決まったりもした
…そして、
今日はレオナがNRCに入学する日だ
「ちゃんとホリデーには帰ってくるからな」
レオナにはそう言われた。けれども、この気持ちは変わらなかった
「…レオナ」
「なんだ？」
「…ちゃんと勉強するのよ？」
「…」
「好き嫌いもしない。…お友達も沢山作ってね」
…私はレオナにこの気持ちを悟られたくなくて、なんとか誤魔化そうと必死になっていた
「…A」
「……しい、」
でも…
「？」
「寂しい…」
この気持ちはやはり、誤魔化せずに
つい、口から溢れてしまった
「！！」
「ホリデーに帰ってきても、またすぐ戻っちゃうでしょ…？」
「…っ、だめ…、やっぱり、寂しい…」
「A」
「ごめんなさいっ…こんなわがまま、迷惑よね…」
「A！」
レオナが私の名前を呼んだ。随分と大きな声だったのでびっくりした
「！？レオナ？」
「大丈夫だ。毎日電話かけるし、ホリデーも絶対帰ってくる」
そう、こんなことを言ってくれるレオナの優しさが私は大好きだ
「『絶対』よ？」
「ああ、『絶対』だ」
「ふふっ、じゃあ約束」
約束をし終わった後、
「…A、手ぇ出せ」
「？はい」
レオナがそんなことを言ってきた、
なぜだろう、と疑問に思いながらも手を差し出した
私の手の上にのったもの、
それは…
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sizuku(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！！私も好きです！♡ (2022年10月6日 17時) (
レス) id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うp主さん好きです☆（唐突な告白） (2022年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sizuku x他1人 | 作成日時：2022年9月2日 17時
