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7.和巨の心 ページ8

俺がはじめてアーヤに会ったとき、

ちゃんと前見て歩けよ!これだから女は・・・

って思った。赤いワンピースを着て、転んだ俺を心配そうに見てた。どきっとした。

その後に皆に笑われて、俺のプライドが許さなかったのと、

どきっとした相手に笑われた悔しさで、つい、

動くポストなんて言ってしまった。


その後、いろんな形で関わって、

アーヤのことを知っていくうちに、俺はアーヤに対して

はじめとは明らかに違う感情を持っていた。

その感情の名前には心当たりがあった。もしかしたらって思った。

だけど誰にも言えないでいた。


言ってしまったら、きっと大変なことになる。

もう二度とアーヤや上杉達に会えなくなってしまう。

そんな気がしたから。怖かったから。



ーー辛い思いはしたく無いからーー

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作者名:彩芽 | 作成日時:2016年12月16日 7時

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