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34.side彩 ページ35

秀明は夏休み中なんだけど、特別クラスの人だけは別だったらしく、

来たい人は自由にきて自由に勉強して帰って良いっていう仕組み。

私は夏休み明けの授業について行くために行くことにしたの。

教室にはいると、そこにはみんなそろっていた。

若「アーヤ!アーヤも勉強しにきたのか」

彩「うん、夏休み明けに遅れをとりたくないから。」

黒「アーヤらしいな。」

彩「?皆は違うの?」

小「僕らはそんなに一生懸命にならなくってもある程度ついていけてるよ。」

彩「う・・・じゃあ何で?」

上「そんなん、親が入るからに決まってんじゃん。」

彩「??」

上「親がいると集中できないだろ?」

彩「そうなの?」

若「人それぞれだろ。はやく勉強始めようぜ。」

若武の言葉で私達はそれぞれの勉強を始めた。


一時間ぐらいやって、若武が、家の用事があるからと一番先に帰った。

続いて小塚君が、実験の続きをしたいと帰り、黒木君が予定がある、とだけいって帰った。

上杉君もそろそろ時間だからと教室を出ていき、10分位後に私も教室を出た。

玄関を出て角を曲がった先には、上杉君が立っていた。

彩「上杉君?まだ帰ってなかったの?」

上「もう暗いから送ってく。行くぞ。」

彩「ぇ、あ・・・うん。」

私は、さっさと歩き出す上杉君に追いついて、隣を歩いた。

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作者名:彩芽 | 作成日時:2016年12月16日 7時

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