28.side彩 ページ29
部屋に戻ったとき、時間は朝4:00。
これから寝られる気がしなくて、着替えて壁に寄りかかった。
はぁ・・・
1人暗い部屋でため息をつく。
若「さっきまで、どこ行ってた?」
彩「わ、若武!?・・・起こしちゃった?ごめん、ちょっと早く起きちゃって・・・」
若「嘘だろ。俺、お前が出て行ってから、ずっと起きてた。
アーヤがこの部屋を出たのが10:30。それから3時間半、どこでなにやってた?」
彩「それは・・・その・・・。」
若「何だよ。」
若武は、布団の上に寝転がり、頭の後ろに腕を組んだまま私に聞いてくる。
彩「・・・・・・」
私が答えられないでいると、若武が体をお越しながら私をみる。
若「嫌ならいいよ。いわなくて。
でも、もしアーヤがよければ、俺に話してくれないかな?」
彩「・・・少し、考えてもいい?これは、私だけの問題じゃないの。」
若「わかった。着替えるから、メインルームに行ってて。」
若武が納得してくれた。私は安心してメインルームに向かった。
若武もメインルームにきて、2人でなにをはなすわけもなく皆が起きてくるのを待った。
5:30になると、3人一緒に起きてきて、先に起きていた私たちを見て驚いたようだった。
黒「どうしたの?2人とも。ずいぶん早起きなんだね。」
若「まぁな。ちょっと聞きたいことがあんだよ。まぁ、座れ。」
若武の指示で皆が席に着く。
若「全員に聞く。昨日の10:30〜今日の4:00まで、アーヤと誰がなにしてた?」
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作者名:彩芽 | 作成日時:2016年12月16日 7時