12.side彩 ページ13
午前5:00に電車に乗って、何度か乗り換えをしながら、船に乗って。
私は普段行かないから知らない道を、皆は地図だけを頼りにどんどん進む。
合宿所についたのは午前10:30。合宿所についてからも、いろいろ決めなければならなかった。
若「まず、部屋割りを決める。5人で2部屋だから、2人と3人だな。グッパで決めようぜ!」
皆「グッパーグッパーグッパッパ!」
結果は一度できれいに分かれた。私と若武がグー。その他3人がパー。
若「よっしゃ!」
若武は勝ち誇ったような顔でガッツポーズを取る。
そんな若武を見て、
上杉君は舌打ち、黒木君は闇がかった笑みを浮かべ、小塚君の顔からは笑顔が消えている。
この状況、よくわかんないけどまずいかも・・・。
彩「と、とりあえず、部屋に荷物をおかない?」
若「そうしようぜ!さ、行った行った!」
虫を追い払うように手を振る若武に、上杉君が言った。
上「お前、超うぜぇ。俺は虫じゃねぇよ。」
言い残して、自分の部屋に移動した。
彩「私達も行こう?」
若「あぁ、そうだな。」
その後私達も自分達の部屋に向かった。
荷物を整理していたら、先に終わった若武が、
若「皆に集合かけてくる。終わったらアーヤもメインルームに来いよ。」
と、部屋を出ていった。
私は急いで荷物の整理を終わらせた。
ちょっと休んでからでもいいよね。
ソファーに座ってちょっと休むことにしたんだけど、ふと夜のことを考える。
部屋をみる限り、ベットはない。となると、布団をしくってことか。
色々考えるうちに、来るときの疲れと緊張で、なんとなくぼんやりしてきた。
ダメだよ、寝たら。みんな待ってるんだから・・・。でも、少しなら・・・。
私はゆっくりと、夢の世界へ引き込まれていった。
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作者名:彩芽 | 作成日時:2016年12月16日 7時