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side彩 ページ2

私は立花彩。

今は私が通っている進学塾「秀明」の階段を駆け上がっている。

実は私、秀明の特別クラスの男の子達と探偵チームをやっている。

初めての事件は小学6年生の時。

初めてみんなと会ったときに、若武の自転車が行方不明になったんだ。

皆で考えて犯人を追いつめたときは、ドキドキしてスッゴく楽しかったんだよ!

それからは、最初に組んだ5人に加えて翼と七鬼君の7人でやっている。

集合は大体いつも秀明にあるカフェテリア。

で、今日はその集合がかかっている。

他の皆は、三谷Cっていう最高クラスだけど、私は三谷A。

小中学校の時よりは断然あがったけど、まだまだ皆より下なんだ。

今日はたまたま、下に用があって下に居たんだけど、皆はずっと3階にいたから、

3階にあるカフェテリアにはすぐにつく。

だけど1階にいた私は、階段を3つもあがらなくちゃいけないんだ。

集合に遅れると、若武が怒るから、急がなくちゃいけない。


やっとカフェテリアについて、皆が座っているテーブルに駆け寄った。

若「遅い!」

彩「ごめんなさい。用があって1階にいたの。」

若「全く。気をつけろよ?」

彩「うん。」

私が頷くのを確認して、若武が言った。

若「今日集合をかけたのは、事件がなさすぎることについて、だ。」

上「おい、若武。何言ってんだよ。事件がないってことは、
  この世界がそれだけ平和だってことだろ?
  事件がない方が良いじゃん。」

若「そりゃ、そうだけどさ。
  それじゃあ俺達探偵チームKzがいる意味がないだろ?」

黒「まあまあ。忙しすぎても、手が行き届かなくてKzの信頼が下がるだけだ。
  平和な世の中で、小さなことを解決したって、きっとやりがいがあるさ。」

黒木君の言葉にぶすっとしながら、私達を見回した。

若「じゃあ、誰かおもしろい話してよ。」

若武のわがままに、皆困った顔をする。

若武のこういうところ、昔から変わってないなぁ。

そう思っていると、翼が口を開いた。

翼「別に事件じゃないんだけどさ、
  今度の土曜日、浜田で文化祭をやるんだ。皆来ない?」

他「おおっ!」

若「行く!絶対行く!」

黒「俺も行かせてもらおうかな?」

上「今度の土曜日って、三谷大塚もサッカーもないよな?」

小「僕も行くよ。」

開成高校の4人が口々に言う中、私は翼を見た。

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彩芽 - 作者の彩芽です!翔平さん!ありがとうございます!今後も応援宜しくお願いしますっ! (2017年3月28日 10時) (レス) id: 95c2c0fbf7 (このIDを非表示/違反報告)
稀神 翔平 - 更に面白くなりそうな予感! (2017年3月27日 21時) (レス) id: fc79b9eda4 (このIDを非表示/違反報告)
稀神 翔平 - 上杉落ち着けいwww (2017年3月24日 21時) (レス) id: fc79b9eda4 (このIDを非表示/違反報告)
稀神 翔平 - 卒業式か………懐かしいですね!あの時は号泣してましたね。 (2017年3月23日 21時) (レス) id: fc79b9eda4 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - 実は私も小学生です。今日卒業式でした。 私達は、フォーマルな服を着て行きました。卒業式は2時間程度でした。全然泣けなかったんです。 (2017年3月23日 20時) (レス) id: a1cd1295f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩芽 | 作成日時:2017年3月1日 21時

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