額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ9)

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私はマージ伯母さんが膨れ上がってるのを見て口元を隠してクスクス笑った

『自業自得だよ』

ハ｢ホントだよ!｣

ハリーはさっきまで開けていた口を閉じてマージ伯母さんがどうなるのか見つめていた＿＿＿がハリーは慌てたように私に言った

ハ｢A!やばいよ…きっとこのままここにいたらホグワーツに行かしてくれないよ！今すぐにでも家をでなきゃ！｣

『ほんとだよ！早く行こう！』

私とハリーは慌てて2階に行き､トランクに制服を詰めたり教科書と宿題それとロン達から貰ったやつそして腰に杖を差し込んだ

それと空っぽのフォルの鳥籠を持って私達は階段を降りた

すると足を血まみれに指したバーノン叔父さんが階段を塞いだ

私とハリーは杖をバーノン叔父さんに突きつけた

『当然の報いだ!』

ハ｢もうたくさんだ!僕達は出ていく｣

私とハリーはこれまでの嫌がらせが走馬灯のように頭の中を走り怒りでいっぱいだった

怯えた3人を横目に私達はトランクを引きずりながらマグノリア・クレセント通りの石垣に腰を下ろした

『何か怒りで出て行っちゃったね』

ハ｢これからどうやって行こう?｣

『ロンドンに行かないと行けないからねー』

私達は夜の星を眺めて話した｡

ハ｢そうだよ！A僕達は〈未成年魔法使いの制限事項令〉を破ったんだ！だからホグワーツの退学処分になってもおかしくない！｣

『でもわざとじゃないよ｡ダンブルドアもきっとわかってくれるはずだよ』

そう話してあると妙に首筋に視線を感じて私は辺りを見渡した｡でも何も変わったようなところはなさそう

ハ｢ねぇ何かいるよね?｣

ハリーは小さい声で私に耳打ちをした｡それに私はゆっくりと頭を上下に動かした

私とハリーは規則を破っているしちょっとぐらい使ったって同じだろうと考えて呪文を言った

｢『ルーモス(光よ)』｣

気配がする方へ恐る恐る杖を近づける手が震えて光まで震える

そこには目をギラっとさせ得体の知れない何かがいた

『ハリー!』

私はハリーを引っ張った｡

何だか危ないって思ったからすると急に目の眩むような速さで私達の目の前に何かが止まった

私とハリーはそれにびっくりして尻もちを着いた

『ごめんハリーいきなり引っ張って』

ハ｢いやいいんだよ｡危ないところを助けてもらったし｣

私達は顔をあげると3階建ての紫色のバスが目の前に止まっていた

どこから現れたのだろうか？

私は頭を傾げた