額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ47)

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あれから数日間､ブラックの話で持ち切りになっていた

誰かが手引きしたとか色々とね

『はぁ…また合言葉が変わったらしいよ』

談話室で団欒しているみんなに向かって私はため息をつきながら言った

ハ｢今度は何になったの？｣

『スカーピー･カー(下賎な犬め)だってよ､今さっき変えたらしい』

ロ｢１日に2回も合言葉変えるんだぜ､どうかしてるよ！しかも複雑なものばかり!｣

合言葉が変わったと伝えると皆不平不満を口にしだした

シェー｢ほんと気が狂ってるよ､代わりの人はいなかったの？パーシー｣

パー｢誰もやりたがらなかったのでね｣

パーシーの言葉を聞いてもっと不満を言い出している中､私はハリーの隣に座った

ハ｢腕の調子は？｣

『まぁまぁだよ､ハリーは?』

ハ｢僕もまあまあかな＿＿＿＿＿＿＿＿＿ねぇA皆僕らを監視してるよね｣

ハリーは少し肩を窄めて暖炉の火を見つめながら言った

『そうねシリウス・ブラックの事があったからね､特にパーシーは何かと理由を付けてついてくるし』

ハ｢最悪だよ｣

私とハリーがまた大きなため息をついていると後ろからディーンが声をかけてきた

ディー｢ハリー､A!マクゴナガル先生が2人を呼んでたよ｡自室で待ってるんだって｣

ディーンは私達に気を使ったのかパーシーに聞かれないように小さな声で言った

ハ｢ありがとうディーン｣

『たまには頭が働くんだねディーン』

ディー｢君に言われたくないさA｣

私とディーンはからかい冗談を言いながら礼を言ってパーシーに見つからないようにマクゴナガル先生の自室に入った

マクゴナガル先生の自室に入ったのはいいものの誰かが亡くなったのかと思うほど暗い顔をして私達を見つめていた

マ｢仕方がありませんが…こんな状況となっては言わなくてはいけませんね＿＿＿貴方達は｣

『シリウス・ブラックに狙われてる…知ってますよ先生』

私はうんざりしてる口調で言った

ハ｢ロンのお父さんが話してるのを聞いたんです､魔法省で働いている人ですから｣

そう話すとマクゴナガル先生はドキッとしたような顔をした

マ｢ならクィディッチの夜間練習を貴方達にさせるべきではない事を分かってもらえるでしょうね？それに＿＿＿＿＿＿｣

｢『先生!土曜日には最初の試合があるんです！』｣

私達は先生の言葉を遮り気を高ぶらせて言った｡だって絶対に勝たなきゃいけないから

先生は私達をじっと見つめ考えている様だった