額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ41)

今日:1 hit、昨日:30 hit、合計:162,388 hit

41 ページ41

ロ｢なぁ2人ともやってみなよ｣

ロンは私たちの方を向き言うと私とハリーはちらっと顔を見合わせて言った

｢『やってみるよ』｣

その時、ハリーの膝に軽やかにクルックシャンクスが乗ってきた。口に何かを咥えている。

ハー「あら、捕まえたの！お利口さんね！」

ロンはすぐに顔を顰めた。

ロ「これ、クモだぜ？その化物をこっちに近づかせるなよ。スキャバーズがいるんだ」

私は欠伸が出たがまだ寝る訳にはいかない､だって星座図を終わらせてないから

ハリーも同じなのか眠い目をこすりながら羽根ペンやら色々と出していた

私も始めようとするとロンがちょっと自慢げに言った

ロ｢僕の写していいよ｣

いつも私はロンに写させないようにしてるけど､ロンは見せてくれた

今度からはロンに見せるようにしよ

そう思いながら『ありがとうロン』と言って書き始めた

その時＿＿＿出し抜けにクルックシャンクスが飛んだ。

ハ「うわぁ！！？？」

『ちょっ!!』

ロ「おい！！！」

猫はスキャバーズに飛びかかった。鼠は逃げ回り、猫が激しくその後を追う。

インクがベチャっと真っ白な紙に足跡がつく

散々駆け回った後、ロンがスキャバーズを拾い上げた。

ロ「そのケダモノ、なんかおかしいぜ！」

ハー「やめて！そんな乱暴に扱わないで！」

激しく言い争いを始める二人に、私は慌てて間に入った。談話室の皆はくすくすと私たちを見ている。

『猫はネズミを追いかけるもんだよ』

ロ｢君もハーマイオニーの味方をするのか？｣

『真実を言っただけだよロン､どっちの味方でも無いよ』

私が笑いながら言うと2人とも落ち着いたのか納得したように席に着いた

その場は収まったもののロンとハーマイオニーは謝ってない感じだった

私とハリーはその様子に顔を見合わせて肩をあげる動作をした

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
数日後ロンとハーマイオニーはまだ喧嘩してるみたいだ

授業の終わりになって、ハリーはマクゴナガル先生の元に向かおうとした。

ハ「Aは来ないの？」

『うーん､あの厳しいマクゴナガル先生だよ｡許可するはずないでしょ』

ロ｢そんな事言わずにやるだけやってみなよ｣

私はロンにうながされて私はハリーの後に続きマクゴナガル先生の元へ歩いた

ちらりとハーマイオニーを見ると何も言わないが相当心配してるみたいだ

シリウス・ブラックに狙われてるんだもの､命の危険だってあるんだ

そう簡単に行かしてくれるはずないよ