額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ5)

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翌朝相変わらずペチュニアおばさんのドアを叩く音で体を起こす

私とハリーは支度をして朝食のために降りていくと3人はキッチンの椅子にテーブルを囲んで座っていた

3人ともテレビに釘付けのようだ､何だ居たのかと不快な目で見られるのを感じながらトーストを1枚口に運んだ

そして私もあるニュースに釘付けになった

[＿＿＿＿＿＿ブラックは、武器を所持しており、きわめて危険ですので、どうぞご注意ください｡ブラックを見掛けたら通報用ホットラインにお知らせ下さい ]

『へぇー』

私は小さな声で呟いた…でも大体はホグワーツで過ごすしあんまり関係ないことだろう

脱獄犯の顔はやつれてて肩にかかるぐらいの髪だった｡どこか射抜くような鋭い灰色の瞳は暖かなものだ｡

私はそれを横目にハリーを見ると｢大変だね｣って感じで目配せをしてきた時ニュースが別の話題に切り替わった

バ｢ちょっと待った！どこから脱獄したのか言ってないじゃないか！だから絞首刑が1番いいんだ！｣

威張り散らしながら言う叔父さんに私は飽き飽きした｡またバカを言ってる

私が冷たい目で見てるとハリーはクスクスと口を抑えて笑ってた

バ｢ペチュニア、私はそろそろ出掛けるぞ、マージの列車は十時到着だ｣

ハリーと私はもう1回聞くようにして小さな声で尋ねた

｢『マージ伯母さんが来るの…？』｣

一気に現実に引き戻された……マージ伯母さんは滞在する期間は短く少ないものの嫌な思い出しかない｡まず犬用のビスケットをくれたり犬に私たちを追いかけさせたり……

バ｢いいか！マージは1週間ここに泊まる｡マージの前では礼儀をわきまえろ｣

『そんなのいつもやってるよ』

私は小さい声で呆れたように言った｡昔みたいじゃない､色々と経験してきたから…叔父さんよりも怖くて惨めな奴がいるってことも知ったし

バ｢そしてマージはお前達が異常なことを知らん！何も問題を起こすな！｣

ハ｢そうするよ､伯母さんもそうするならね｣

ハリーは歯を食いしばりながら言った｡

バ｢そしてお前らはセント・ブルータス更生不能非行少年院に行ってることにしている口裏を合わせろ｣

｢『何だって！？』｣

私とハリーが叫ぶと叔父さんは痛い目にあいたいのか?と吐き捨てるように言った

そういうとおじさんはもう行くのか玄関の方に向かっている時私はハリーに言った

『ホグズミードの件言わなきゃ』

私とハリーはトーストを口いっぱいに詰め込んでおじさんを追いかけた