額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ30)

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ハ｢黙れ､マルフォイ｣

ハリーは静かにドラコを睨んで言った｡周りは静まり返ってる｡ハグリッドは気まずそうにして動物を迎えに行った

ド｢ポッター､気をつけろよディメンターはすぐ側に＿＿＿｣

私はハリーの袖をひいてドラコの目を真っ直ぐ見て言った

『やめなよ､ドラコ｡その辺にして』

私はハリーの袖をしっかりと握りロンとハーマイオニーの所へ戻った

ハ｢ごめん､A僕…｣

『ハリー分かってるよ｡変わりにハリーが言ってくれて嬉しかった』

私は渋々袖を離した､ハリーは何だか悲しそうに見えたの…

その時､ラベンダーの甲高い声が聞こえた

ハグリッドは奇妙な動物を数十頭連れてきた｡

胴体､後脚､尻尾は馬で､前脚と羽根､そして頭部は巨大な鳥のように見えました｡鋼色の残忍な嘴と大きくギラギラしたオレンジ色の目が鷲そっくりだ

ハグ｢ヒッポグリフだ｡どうだ綺麗だろう？｣

｢『うん!とっても綺麗だ』｣

私とハリーはまた声をそろえて言っていた｡私はヒッポグリフに見いていた

ハグ｢そうだろう！こいつらは誇り高いだから侮辱しちゃなんねぇぞ｡まずお辞儀してお辞儀を返してくれたら触っていい!さて､誰が一番乗りだ？｣

そういうと私とハリー以外みんな後退りをしていた

ハグ｢おぉ2人でやるのか？仲がいいなハリーとAは｡ちょっと待っとれバックビークを連れてこよう｣

私はハリーと顔を見合せた

ハ｢成功すると思う？｣

『多分ね』

ハグリッドはバックビークを連れてきて私達の前で止めされる

ハグ｢いいか？2人共目をそらさず､瞬きしちゃいかんぞ！｣

目が潤んできたが瞬きは絶対にしなかった､バックビークの鋭い目はそうさせてくれない

ハグ｢いいぞ！2人共そしたらゆっくりお辞儀だ｣

ハリーは周りにバレないようにローブの中で手を絡み合わせてきた

それは心が暖まるぐらい心地よく､安心させる…

だけどこれは友達の延長線なのかそれとも家族の延長線なのか､私にはさっぱり分からない

ただ唯一の願いは私の事を好きでいて欲しいってこと

私はハリーを確かめるようにして指を動かしてバックビークにお辞儀をした

ハグ｢よし！いいぞ！2人共頭をあげるんだ！｣

周りは何故か歓声に包まれていた頭をあげると綺麗な前足を折り曲げてバックビークを私たち2人にお辞儀をしている

ハ｢A!｣

ハリーは私の手をひいてバックビークへと歩いた｡皆分かったのか私とハリーの手を見ていた