額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ21)

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ロ｢ホグズミードで直してもらえるかもしれない｣

ハー｢気晴らしにホグズミードに行くっていいと思わない？ハリー､A｣

ロンとハーマイオニーはホグズミードを楽しみにしているのか笑顔で聞いてきた

私達も楽しみにしているけど…

ハ｢僕とA行けないんだ､ずっとホグワーツの中さ｣

理由を聞こうとする2人の前に私はその理由をいじけたように言った

『叔父さんも署名しなかったしファッジ大臣もね…まともな保護者がいないと大変だよ』

ハー｢マクゴナガル先生のサインは＿＿＿ダメなのかな？｣

珍しくハーマイオニーは規則を破るようなことを口にした

ロ｢そりゃないよ､フレッドとジョージに聞けば秘密の抜け穴を教えてくれるよ｣

ハー｢ダメよロン！危ないわ！｣

そう話していると車内販売が私達のコパートメントを尋ねてきた

ロ｢あの人起こさなくていいのかな？｣

ロンはちょっと心配そうに言った

『着いたら起こそう…何だか疲れているようだし』

私は新任であるだろうルーピン先生を見て言った｡うーん､スネイプよりずっと性格良さそうだなと感じた

その時私達がいるコパートメントを開けられた

ド｢やぁポッターまだ居たのか？｣

クラッブとゴイルを連れて私達に威張り散らす

ド｢ウィーズリーは夏に小金を掴んだようだな？母さんはショックで死ななかったか？｣

小馬鹿にしたように言うドラコに殴りかかろうとするロンを止めた

『やめなよロン､先生がいるんだよ』

私はぐっすりと眠っている先生にチラッと目をやって言った

ド｢ふん､スリザリンの末裔様はこんな穢れた血たちといて何がいいんだか？｣

そういうとドラコはどこかに行った

ロ｢あいつ＿＿＿｣

ハー｢やめてよロン｣

悪態をつくロンにハーマイオニーは先生をちらりと見ながら言った

それでもルーピン先生はぐっすりと眠り続けていた

汽車は北に向かうに連れて降っていた雨がさらに激しさを増していった

ロ｢もうすぐ着くよ＿＿＿あぁ宴会が待ち遠しい｣

ロンはルーピン先生越しに真っ暗になってる景色を見て夢心地のような感じで言った

すると汽車はどんどんスピードを落としていった

ロ｢もうすぐだ！｣

『いや､まだだよ｡まだ着かない』

ロ｢じゃあどうして止まるんだ？｣

汽車はますますスピードを落とす

ハ｢故障でもしたのかな？｣

ロ｢故障だって!?僕お腹すいてるのに｣

ロンの言葉を合図にしたかのように明かりは消えた