額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ17)

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その日の夕食は豪華だったし何よりウィーズリー家とハーマイオニーがいてこれ以上ないぐらい楽しかった

フレッドは夕食にかぶりつきながら頭を傾げて聞いた

フレ｢所で父さん､明日どうやってキングス・クロス駅に行くの？｣

アー｢魔法省が車を2台用意してくれる｣

私達はその言葉に耳を疑った｡何で魔法省が？ってね

パー｢どうしてお父さん？｣

アー｢魔法省のご好意でね｣

モリ｢それは大助かりだわ！｣

モリーおばさんは快活に言った｡だけど私は見逃さなかったアーサーさんが耳を真っ赤にしてるのを……

プレッシャーを感じている時のロンと同じだ

『ハリー…』

ハ｢ロンと同じだね｣

ハリーも分かったのか何かを隠しているねとコソコソと話した

夕食を食べ終わり明日は時間が無いから支度をちゃんとしなさいと言われて1人また1人と階段を上がっていく

私達の隣部屋のロンとパーシーが口喧嘩しているのが見えてハリーは尋ねた

ハ｢どうしたんだい？｣

パー｢僕の首席バッチが無くなったんだ！｣

ロ｢それにスキャバーズの栄養ドリンクもないんだ！｣

ロンが食堂に戻ろうとするのをパーシーが止めた

パー｢見つけるまでどこにも行かせないぞ｣

鬼の形相でいうパーシー…相当大事なものなんだなーと感じた

『ロン､スキャバーズの栄養ドリンクは探してくるよ』

私はそういうとロンはお礼を言って､探し始めた

ハ｢僕も行くよ｣

『ありがとう!』

階段を降りると誰かの口喧嘩が聞こえてきた…私とハリーは苦笑いしながら気づいた｡アーサーさんとモリーおばさんって事を

ハ｢遠回りしよう｣

それに頷き動き出すと私達の名前が聞こえた｡

『ハリー､私気になる』

ハ｢僕も｣

小さい声でやり取りをして私とハリーは食堂に耳を近づかせた

アー｢＿＿＿＿＿＿ハリーとAへに教えないってそんな馬鹿な話があるか!ハリーとAには知る権利がある｡ファッジ大臣は頑なに譲らないんだ…ハリーとAを子供扱いしてるもう14歳なのに｣

モリ｢アーサー､本当の事を言ったらあの子達は怖がるだけです！Aとハリーにあんな心配事を抱えさせたまま学校に行かせるの？知らない方がハリーとAは幸せだわ！｣

何の話かは分からないが私とハリーは前のめりになって聞いた｡

ハ｢僕とAが処罰がなかったのもこれが関係してるかもしれない｣

ハリーは私の耳元で囁くようにして言った

無意識なのだろうか？