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ファ｢そうかね？｣
ダ｢さてと、アズカバンに送られるつもりはまったくないのでな。もちろん、"脱獄"はできるじゃろうが。それは、まったくの時間の無駄というものじゃ。私には他にいろいろやりたいことがあるのでな｣
アンブリッジの顔が、着実にだんだん赤くなっていく。まるで、身体の中に、熱湯が注がれていくかのようで。
息が詰まったような音を出し、ファッジはキングズリーを振り返り、それから、これまでただ一人、ずっと黙りこくっていた、短い白髪頭の男の人を振り返る。
その男の人は、ファッジ大臣に大丈夫というように頷き、壁から離れてわずかに前に出る。
私は、その男の人の手がほとんど何気ない様子でポケットのほうに動くのが見えた。
馬鹿なヤツだ···
ダ｢ドーリッシュ、愚かなことはやめるがよい。｣
戦わない方がいい相手の区別もつかないなんて、可哀想だ。
哀れみの目をそのドーリッシュと言われた男に向ける。その目はトム･リドルに似ていたのかダンブルドアの目が一瞬大きく開かれた。
ダ｢あー···連行するつもりなら、君を傷つけねばならなくなる｣
ファ｢お前は、たった1人でドーリッシュ、シャックルボルト、ドローレス、それに私を相手にする心積もりかね？え、ダンブルドア？｣
ダ｢いやまさか、貴方が愚かにも無理やりにそうさせるのなら別じゃが。｣
マクゴナガル先生は何か言いたげだったが、私とハリー、マリエッタのローブを勢いよく後ろに引いた。
それと同時に声が上がる。
ファ｢ドーリッシュ、シャックルボルト！かかれ！｣
銀色の光線が走り出す。銃声のような音に加えて、床は震え出す。
マクゴナガル先生が私達3人を覆い隠すようにして守り続ける。
肖像画が悲鳴をあげて、フォークスが金切り声を上げて舞い上がる。
トムは左腕から動き出して、クネクネと私の首に巻き付く。鳴き声をあげながら。
埃に咽せながら、私は黒い影が一つ、目の前にばったり倒れるのを見た。
悲鳴、ドサッという音、そして誰かが叫ぶ「ダメだ！」
そして、ガラスの割れる音、バタバタと慌てふためく足音、呻き声────そして、静かになった。
鳥肌がたった。ゾクリと冷や汗が背中に流れる。
少し息を切らしながら、私は背の高い誰かが近づいて来る姿を見上げた。
｢大丈夫かね？｣と言ったのは他でもないあのダンブルドアだ。
マ｢ええ！｣
破壊された部屋がだんだん見える。机は引っくり返り、上に乗っていた計器類は粉々になっている。
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
