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ハ｢ううん、そんなことじゃないんだ。僕、ちょっと話がしたくて────お父さんのことで｣
二人が驚愕したように顔を見合わせる。ハリーは気まずいや恥ずかしいという気持ちは一切無かった。
それほどハリーにとって真剣なことなのだから。
それにもう五分も経過している。フレッドとジョージが保証した時間は20分だ。
ハリーはすぐさまペンシーブで見たことの話に入る。話し終わったとき、シリウスもルーピンも一瞬黙っていた。
ルー｢ハリー、そこで見たことだけで君のお父さんを判断しないでほしい。まだ十五歳だったんだ────｣
ハ｢僕だって、15歳だ！｣
そう言ったハリーの声は熱い熱を持っていた。
「いいか、ハリー」と、シリウスが宥めるように言う。
シ｢ジェームズとスネイプは、最初に目を合わせた瞬間からお互いに憎み合っていた。そういうこともあるというのは、君にもわかるね？
ジェームズは、スネイプがなりたいと思っているものをすべて備えていた────人気者で、クィディッチが上手かった。ほとんど何でも良くできた
ところが、スネイプは闇の魔術に首までどっぷり浸かった嫌なやつだった。それで、ジェームズは────君の目にどう映ったか別として、ハリー、どんなときも闇の魔術を憎んでいた｣
ハ｢分かってる。だけどそれは十分な答えじゃない。お父さんは、とくに理由もないのにスネイプを攻撃した。ただ単に···シリウスが"退屈だ"と言ったからなんだ｣
そう言ったハリーは、少し時間を気にしながら急ぎこんで言った。
シ｢自慢にはならないな｣
ルー｢いいかい、ハリー。君のお父さんとシリウスは、何をやらせても学校中で一番よく出来たということを、理解しておかないといけないよ。
皆んなが、二人は最高にかっこいいと思っていた────二人が時々少しいい気になったとしても｣
「俺たちが、時々傲慢でいやなガキだったとしてもと言いたいんだろう？」と、シリウスが言う。
それを聞いてリーマスはニヤリと笑った。
ハ｢僕、お父さんがちょっとバカをやっていると思った｣
シ｢俺たちは皆んなバカだった！まあ────ムーニーは、それほどじゃなかったな｣
シリウスはリーマスを見ながら訂正をする。それをリーマスが首を振る。
ルー｢私に、君たちのやり方はよくないと忠告する勇気があったか？｣
シ「まあ、そう言うなら君は、時々俺たちのやっていることを恥ずかしいことなのだと思わせてくれた。それが大事だった────」
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
