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「よーし」と言ったジェームズが、今度は頭に来たという顔をする。
ジェ｢よし｣
また閃光が走り、スネイプはまたしても逆さ宙吊りにされる。
あちゃー。こりゃ、やばいぞ。
ジェ｢誰か、僕がスニベリーのパンツを脱がせるのを見たいやつはいるか？｣
囃し立てる音と周りの笑い声に包まれた中、何かが走り抜ける音が私の耳に入った。
『ん？』
徐々に近づいてくる駆け抜く足音は一直線にやってくる。
そしてその足音の主が現れた時、バキッという音とドンッという音が鳴り響いた。
シ｢プロン!···｣
プロン。そう呼ばれた生徒はジェームズの横顔を助走をつけながら殴り飛ばし、その反動でジェームズの手から杖が飛んだ。
プ｢セブルスに手を出すな！｣
プロンと呼ばれた人は大層母に似ていた。きっと母さんに違いない。でも少し父さんにも似てるような気がする。
ス｢楽しいか？｣
私の肩に誰かの手が乗る。その手の主を探して振り返ると、成長しきったスネイプがただ淡々と私の目を見るばかりだ。
『いいえ、全く』
そう答えた否や、私はスネイプの研究室に戻される。ただ黒々とした部屋が広がる。
何も喋らない沈黙だけが時間を過ぎていく。
『···先生、私帰ります』
研究室を出ては、複雑な気持ちだった。なんとも言えない気持ちに必要な部屋に足を運ぶ。
『大層、気分が悪くなる記憶だったなぁ』
胸を押さえながら、暗い廊下を杖で照らし歩き、暖かな必要な部屋に入る。
ハリーの父親はスネイプが言っていた通り、どこまでも傲慢だった。それはシリウスも例外なく。
『若気の至りとは言うものだけれど···』
ゆっくりとソファーに沈む。
────────────
『なぁ、ドラコ。今日はやけに注目されてると思わない？』
ド｢Aと僕は異色だからな｣
イースター休暇、初日。何故かドラコも残るようで、私はドラコと行動を共にする。
イースター休暇で残る生徒になんだなんだ？と見られるばかりだ。
まぁ確かに、グリフィンドールとスリザリンが一緒なんて珍しいしね。
『ねぇ、ドラコ────コレ見てよ、これ可愛くない？ボウトラックル』
手のひらで枝と葉で出来たような魔法動物と戯れているとドラコは校庭のベンチに座り、教科書を広げる。
ド｢そうしてないで、逃がしなよ｣
全くのってくれないドラコに私はつまらなそうに返事をして、ドラコの隣に座る。
『試験まであと6週間かぁ』
わざとらしく嫌味ったらしく言ってみた。
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
