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ド｢A！────話を聞いてほしい｣
これ以上、はぐらすことも無理か。『了解』と返事をしながら私の前に立つドラコを見上げる。
ド｢君はあのポッターと連むのをやめたってことは、何かしらの理由はあるんだろう？｣
『···うん、まぁーね』
心配そうな目でドラコは私を見つめた。その目が意外すぎて私は間抜けな声を出す。
ド｢なんだ、僕がこんなことを言うのは意外だって言いたいのか？────僕だって心配ぐらいする｣
『だってドラコ！君って心配してくれたことなんて1度もないだろ？』
ケラケラと響くような声で笑い声をあげるとドラコは恥ずかしそうにして私の頭を軽くチョップする。
『あ、痛て』
ド｢心配して損した────君が生意気だったことを忘れてた｣
｢フンっ｣と言うドラコだったが、安心したのか幾らか口に微笑みを浮かべていた。
その後ろで激昂しているハリーがツカツカと暗闇に消えていくのが見えた。
スネイプと何かあったのか？それともスネイプが怒らせるようなことを？
ド｢A、話を聞いてるか？｣
考えに没頭しすぎて全く気がつかなかったがドラコの綺麗な瞳がすぐそこにあった。
『あ、え？なんて？』
ド｢だから、僕と···連んだっていいんだぞ。｣
顔を真っ赤なトマトのようにして、口元を押さえながら目を逸らすドラコに笑いが止まらなくなってお腹を押さえながら笑い出す。
『アハハハ！』
ド｢···な、なんだ？｣
笑いすぎて出てきた涙を拭う。
『素直じゃないなぁ。一緒に連みたいなら言えばいいのに』
ド｢別に···｣
『君がいいのなら、親友だってなってやるさ！』
ドラコの細長い手を取り、満面の笑みで言うとドラコはフッと気が抜けたように笑う。
ド｢アハハハ────君と親友なら本望だよ｣
初めて気が抜けたの笑顔は、いつものお堅いドラコでは無いことにどことなく嬉しくなる。
いつまでも笑いあった時、ドラコは不意に言葉を発する。
ド｢そうだ、早くスネイプ先生の所へ行った方がいいな。どうせ嫌味を言われるだろうけど｣
『もし、私がスリザリン生だったらスネイプは嫌味を言わなかったかい？』
ド｢いいや、きっと言ってたな｣
ニヤリと笑うドラコに笑いながら、別れを告げウキウキとした気持ちで研究室まで掛け下る。
そして勢いよく研究室の扉を開ける。勿論、機嫌よく笑いながら。
『先生！来ましたー』
ス｢遅い、遅刻だ｣
そんな嫌な声を出す。
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おにぎり食べたい(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてください！色々と考えているんです！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり食べたい(プロフ) - ここさん» ありがとうございます！頑張りますね！！！！！ (2020年11月15日 19時) (レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 賢者の石シリーズから読みました。夢主とハリーの関係性が好みでした。続き楽しみに待っています。 (2020年11月10日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2020年11月8日 21時) (レス) id: 6a053de6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年10月19日 22時
