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『覚悟は決めてます｡それが誰かの命を殺めてしまうことでも＿＿＿私がやるべきを成し遂げるだけですよ』
スネイプは悲しそうに笑ったような感じがしたが私は何も言わなかった｡彼が私に追求しなかったように私も何も追求しなかった
そして私達は校門を抜けた｡そしてスネイプは校門を抜けたや否や私に手を差し出した
『えっ？何ですか？』
ス｢姿くらましだ｡早く手を取れ｣
『えぇー初めてなんですよ｡吐いちゃったらどうするんですか?』
ス｢知らん､早く取れ｣
『この期に及んで心配の1つもしないなんて優しくないですね』
これから殺されるかもしれないのに、普段通りの会話をしているのが不思議だった。人間は意外とこんなものなのかもしれない、とすら思った
ス｢あの駄犬に言われなくとも､それなりに貴様を助ける｡私が助けなくとも生命力だけは強いような貴様は生きて帰るだろうと思うがね？｣
『失礼ですよ先生』
そうケラケラと笑ってスネイプの手を取った｡その瞬間、お腹の真ん中が引っ張られるあの感覚がした。息を呑んだその間に、足元に衝撃が走った
ホグワーツの前にいた時よりも何倍も空気が重く感じる
『うぇ…気持ち悪…』
ス｢早くしろ｣
サッサと私を置いて歩くスネイプの後ろを私は『うぇ…』と言いながら歩いた
薄暗い廊下を歩き､私達の先にあるドアに一歩一歩近づく度に何かが重くのしかかるような感じさえした
スネイプはその扉の前に立ち､淡々としたいつものような口調で言った
ス｢───セブルス・スネイプだ。我が君に……｣
扉の向こう側では騒めきが聞こえてくる｡そして、暫くして扉が開いた
そこに居た死喰い人達はスネイプを見るよりその横に飄々と立っている私を穴があくほど見つめてきた
｢今更何の用だ｡今すぐでも殺してやってもいい所を＿＿＿｣
ス｢貴様らと話をするために来たのではない｡我が君は？｣
スネイプはギラギラとした鋭い眼光で男を捕らえるとお互いに杖に手をかけていた｡あと少し……ほんの少しという所で奥の部屋の扉は開いた
全身がそれを見たくないと拒絶反応を起こす｡私はそれに耐えた｡さっきの出来事を許してもらえるだろうか？誰か私のせいで命を無くしてしまうのかもしれない
スネイプが奴に近づいていく私もそのちょっと後ろを歩くようにした
スネイプは少し強めの力で見たくもない奴の所へと押した｡私は飄々声を絞り出した
『痛いなぁ｡お手柔らかに頼みますよ､先生』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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おにぎり食べたい(プロフ) - ふらくとすさん» 確かにです！ご指摘ありがとうございます(^^; (2020年4月30日 6時) (
レス) id: 7bee581076 (このIDを非表示/違反報告)
ふらくとす(プロフ) - のですが原作ではハグリットの小屋で待機中のシリウスへの伝言だったのでこの状況だと少し変わってしまいませんか?勘違いだったらすみません!これからどうなっていくのか楽しみです!更新楽しみにしています!頑張って下さい (2020年4月30日 1時) (レス) id: 1f5e46c8ad (このIDを非表示/違反報告)
ふらくとす(プロフ) - とっても面白かったです!主人公ちゃんがとても愛らしく大好きです!また、私はシリウスが好きなのでキャーキャー言いながら読んでいます(笑)一つだけ気になる点があるのですが、202話でダンブルドアがマクゴナガル先生に黒い犬への伝言を頼んでいる (2020年4月30日 1時) (レス) id: 1f5e46c8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎり食べたい | 作成日時：2020年4月28日 22時
