額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ41)

今日:1 hit、昨日:12 hit、合計:90,707 hit

191 ページ41

ここで気を失ってしまってどうする？ハリーはどうなるの？早く立て！＿＿＿早く動くんだ！

じゃなきゃまたセドリックのような死を招いてしまう｡戦え！杖を握れ！＿＿＿抵抗しろ

『エクスパルソ(爆破)！』

赤い光は手下に当たり､凄い音を轟かせた｡私はその当たった手下に目を向けることが出来なかった＿＿＿きっと亡くなったから

私はハリーの元に走った

ヴ「また苦しむのは嫌だろう？ほら、言ってみろ」

ハリーは服従の呪文をかけられていた。だが、彼は必死に耐えていた。そしてついに、その呪いを振り切った。

ハリー「僕は言わないぞ！」

彼は叫ぶと、走ってきた私の手をしっかりと掴んだ｡そして私は墓標の裏へ引っ張りこんだ｡ヴォルデモートの呪文が、彼のギリギリ横を通っていった

ハ｢A､大丈夫？血が＿＿＿｣

ハリーの言う通り身体中に傷が出来ていた､深いものもあれば軽いものも…でもそんなことに構っている暇はない

『大丈夫､これからどうする?』

私は震えた声で聞いた｡最期が来るのが分かったのだ＿＿＿ここで死んでしまうと例えハリーだけが死んでもそれは私も死ぬことを意味する

ハリーが居ないなんて考えられない

ハ｢戦うんだ､死んだとしても!お父さん達の様に立ち上がって！防衛が不可能でも僕らは身を守るために戦って死ぬんだ＿＿＿大丈夫､僕らはいつも一緒でしょ？｣

ハリーも震える声で自分自身と私を奮い立たせるように言った｡ハリーは足を手で押さえながら苦痛の表情をしながら立ち上がろうとする

私はハリーの言葉に頷き､堂々と立ち上がり､ハリーのを手伝う

私達はヴォルデモートの前に立った､相手は凍てつくような笑顔を浮かべていた

ハリーは何も言わず私の手をギュッと握り､私達は杖を構えた＿＿＿手下達は攻撃するのをやめ､ヴォルデモートは杖をギュッと握りしめるのが見えた

｢『エクスペリアームス(武器よ､去れ)！』｣
ヴ｢アバダ･ケタブラ(息絶えよ)｣

ヴォルデモートから緑の閃光が出ると丁度私はハリーの杖から赤い光が2本出てきて､1本の太い赤い光となる

そしてそれが空中でぶつかる｡緑や赤色じゃなくなり金色の眩い光が私とハリーとヴォルデモート杖が繋がる

杖の振動に耐えながら眩い光を見ていると手下達が杖を取り出すのが見えた

ヴ「手を出すな！」

ヴォルデモートが死喰い人たちに怒鳴った。その時だった＿＿＿美しい調べが辺りを満たした

それが何の調べが私は分かっていた｡