額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ25)

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私達は昼食を取るために城へと戻った

ロ｢母さん＿＿＿ビル！こんな所でどうしたの？｣

グリフィンドールの机で一緒になったロンが目が飛び出すほど驚いていた

モリ｢ハリーとAの最後の競技を見に来たのよ＿＿＿それで試験はどうだったの？｣

ロ｢あー…ゴブリンの反逆者の名前思い出せなかったから､いくつかでっち上げたよ｡きっと問題は無いよ｣

モリーおばさんは厳しい顔でロンを見ながらもミートパイを口に放り込んだ

それからフレッドやジョージがやって来て隠れ穴にいた時のように楽しくなり､午後の課題の事なんて忘れた｡そして昼食も半ば過ぎた頃､ハーマイオニーが現れた

ハ｢あのことわかった？｣

ハーマイオニーはおばさんの方をチラッと見て｢言っちゃダメ｣という感じで首を振り席に着いた

モリ｢こんにちはハーマイオニー｣

おばさんの言い方はいつもよりも堅いものでハーマイオニーもびっくりしていた

ハ｢モリーおばさん､まさかリータ･スキーターが書いたあの馬鹿な記事を信じてませんよね？だってハーマイオニーは僕のガールフレンドじゃないもの｣

モリ｢あら！＿＿＿えぇ勿論､本気にしてませんよ｡勿論ですとも｣

だけどそれからハーマイオニーに対する態度はいつもより暖かくなったことを考えると信じていたんだろうなと思った

ビル｢A､君の話は本当なのかい？｣

ビルはいつものように微笑み､双子と同じような目でニヤリと笑った

『私の話って？』

モリ｢ビル！ダメですよ｡Aのことなんだから､違うかもしれないじゃない｣

｢聞いてみる価値はあるだろ？｣とビルは双子と全く同じような笑みを浮かべて言った

ビル｢君は"婚約"をしているのかい？｣

隣でハリーやハーマイオニー､ロンが必死に笑うのを堪えていたように見えた

『誰との？』

ビル｢シリウス･ブラックとさ＿＿＿｣

モリ｢ビル！言ったじゃないですか！ダメですよ｡A答えなくて大丈夫だから＿＿＿＿＿＿｣

『婚約してるよ､シリウスと｡もとより恋人同士だから』

私は照れることも無く､ケロッとして右手にはめ込まれた指輪を見せた

ビル｢こりゃたまげた｡｣

ビルはびっくりしたようにして私の指輪をマジマジと見ていた

フレ｢ん？待てよ＿＿＿そのAずっとつけてる耳飾りを送ったヤツって！｣

ジョ｢シリウス･ブラックだったのか?!確かに耳飾りもブラックだ……｣

ビルは大笑いした

ビル｢相当君のことを愛しているみたいだね｡｣