額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ24)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:90,678 hit

174 ページ24

ビル｢元気かい？｣

ビルはおばさんから頬にキスされているのを笑いながら尋ねた

ビル｢チャーリーも来たかったんだけど､休みが取れなくてね｡君達のドラゴンの戦いは凄かったって聞いたよ｣

フラーが相当関心がありそうな目で母親の肩越しにビルをチラチラ見ていることに私とハリーは目配せして気づいた

『本当に嬉しいです』

ハ｢僕ら＿＿＿ダーズリー達が来たかと思っちゃった…｣

モリ｢ふむ｣

おばさんは口をすぼめた｡いつだってダーズリー達の事は批判しなかったおばさんだけど名前を言う度に目を光らせていた

ビル｢学校が懐かしいよ｡もう5年も来ていない｡あっ！あの絵まだある？イカれた騎士の絵､カトガン卿の絵｣

ハ｢あるある｣

去年､カトガン卿の合言葉には苦戦させられた記憶が直ぐによみがえった

ビル｢じゃあ太った婦人は？｣

モリ｢あの婦人は母さんの時代からあるわ｡ある晩朝の四時に寮に戻ったらとっても叱られたわ＿＿＿｣

ビル｢そんな時間になるまで何してたの?!｣

ビルはびっくりするように目を見開いて言うとおばさんは含み笑いをした

モリ｢貴方のお父さんと一緒に夜の散歩をしていたのよ＿＿＿そしたら管理人にお父さんは捕まってね｡今でもお仕置きの痕が残ってるわ｣

ビルは苦笑して私の方を向き､微笑みながら言った

ビル｢案内してくれるかい？｣

『勿論ですよ!』

私とハリーは先頭を歩き､大広間に出る方の扉へと近づいたするとエイモス･ディゴリーが振り返り私とハリーをジロジロと上から下まで見た

エ｢セドリックと同点になったからっていい気にもなっていられないだろう？それに次の課題は色仕掛けは無理みたいだな｣

するとセドリックがエイモスさんと私達の間に割って入ってきた

セド｢気にするな､記事のことを間に受けてるんだ｡ごめんね｣

私は気にしてないよというように手を振った。そして私達はビルとモリーおばさんを校庭に案内したりととても楽しい午前中が過ごせた

私達は温室を歩いているとハリーが口を開いた

ハ｢パーシーは元気？｣

ビル｢良くないね｡すごく狼狽えてるんだ｣

モリ｢ほら､クラウチさんが聖マンゴに送られてからも全然目を覚まさないのだし､パーシーは本当にクラウチさんが書いたものなのか尋問で呼び出されたの＿＿＿魔法省は本人が書いたものじゃない可能性があると思ってるみたいね｣

ビル｢それでクラウチの変わりは大臣が代わりに審査員をすることになったんだよ｣