しゃけって言って！【狗巻棘】

パンダ派 ページ14

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「きゃあああ！先輩達こんにちは！狗巻先輩今日もかっこいいですね結婚してください！」


狗巻「おかか」


「……あっれーおかしいな。おかかって聞こえたんだけど何かの間違い？」


釘崎「なんの間違いでもないから安心しろ」


「もう！いつになったらしゃけって言ってくれんですか狗巻先輩は！」


狗巻「おかか」




「結婚してください！」「おかか」「明日結婚しましょ？」「おかか」と会話をしている私達をガン無視して、真希先輩が野薔薇に「何の話してたんだ？」と聞いていた。




釘崎「犬派か猫派か話してたんです！真希さんはどっちですか？」


真希「あー……犬かな」


釘崎「えー！そうなんですか？」


「真希先輩は犬派なんですね！」


真希「お前いつこっち来た」


「ドーベルマンだ！真希先輩絶対ドーベルマン！！これは譲れない！」


真希「は？」


釘崎「ぽい！ぽいわ！かっこいい所とかそっくり！！」


「それ！足長いしスタイルいい所とかもめちゃくちゃ似てない！？」


釘崎「似てる！それに、」


真希「もういいっつーの黙れ！！」




バシッと私と野薔薇の口を手で塞いできた真希先輩。「え、照れてるんですか可愛い」って言ったら頭にゲンコツくらった。ツンデレめ。




「狗巻先輩は犬派ですか猫派ですか！？」


狗巻「しゃけ」


「なるほど私派なんですね！？」


狗巻「おかか」


「安心してください狗巻先輩…私も狗巻派なので！！！」


伏黒「何も安心できない」


釘崎「むしろ恐怖しか湧いてこないからそれ」


「ちょっとお口チャックしようか２人とも？」




ふと視界にうつったパンダ先輩からなんか悲しいオーラが見えた。え、なんで？




「パンダ先輩なんであんなに落ち込んでるんですか？」


真希「選択肢にパンダ派がないからだろ。ほっとけ」


虎杖「あーなるほど！」


「あぁ…そういう。…もー！落ち込まないでくださいパンダ先輩！大丈夫ですよ皆パンダのこと好きですから！！」


パンダ「じゃあ犬かパンダだったら？」


「犬ですね」


パンダ「…じゃあ猫かパンダだったら？」


「猫ですね」


パンダ「……じゃあパンダかパンダだったら？」


「パンダですね」


真希「だろうな」


パンダ「……(ズーン)」


釘崎「ちょっとパンダ先輩余計落ち込んじゃったじゃない。何とかしなさいよアンタ」


「むむむ。…パンダせーんぱい！パンダ先輩はシャンシャン派？それともシンシン派？」


釘崎「質問おかしくね？」

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