山田家には妹がいるそうです。２

･誘拐 ４ Buster Bros!!! ページ14

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二：大人しくしろよ！


じろ兄は男を取り押さえて三郎は男の手を拘束した。


男：は、離せ…！僕はこの２人を俺のものにしたいだけだぁぁ！


男は床でバタバタと暴れた。


二：させねえよ変態！


一：お目が高ぇのは結構だが…


お兄ちゃんはにこちゃんを降ろして男に近寄り、男の前にしゃがんだ。


一：大事な妹をてめぇなんかにやる訳ねえだろ…二度とAに近付くな


お兄ちゃんはいつもより低い声で言った。
あんなに怖い顔をしたお兄ちゃんを、私は見た事がなかった。




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それから、男は警察に預けた。


男の子：萬屋のお兄ちゃん達、にこを助けてくれてありがとう！


男の子は深々とお辞儀をした。
お兄ちゃんは男の子に目線を合わせて、男の子の頭を撫でた。


一：にこちゃんを助けたのはお前だろ？あのドロップキックかっこよかったぞ！


男の子：えへへ…


一：そういや、名前聞いてなかったな


男の子：俺は守！


一：守か、いい名前だな！これからはにこちゃんをちゃんと守れ、お前の名前通りな！


守：うん！


それからにこちゃんと守君は２人手を繋いで家に帰って行った。２人は私達が見えなくなるまでずっとこっちに手を振っていた。


貴：よかった


一：だな…って、Aどうした！


お兄ちゃんは慌てて私の目を見た。
私は何でか分からなくて目辺りを触ると、私は無意識のうちに涙を流していた。


貴：あれ？なんでだろ…とまんない…


私が目を擦っていると、お兄ちゃんは私を抱きしめた。


一：ごめんな、怖かったよな


貴：う、うぅ…


私はお兄ちゃんを抱きしめ返して泣いた。


二：お前危ねえから男装してろよ


貴：はぁい


一：じゃあ、晩飯の買い物行くか


お兄ちゃんは着ていた服を私にかけた。


二：これも被っとけ


じろ兄は被っていた帽子を私に深く被せた。


三：(僕何も出来ることがない…)


三郎を見ると、シュンとしていた。
私は三郎の手を握った。


三：！ A姉？


貴：三郎には手繋いで貰おうかな！何かあったら、お姉ちゃんの事守ってね？(笑)


三：うん、もちろんだよ！


三郎は嬉しそうに笑った。
その後買い物を終えてからは、４人で手を繋いで家に帰った。



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しおん様リクエストありがとうございました♪

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