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…鬼道くんのあんな大きな声、初めて聞いたかも…。
『鬼道くん…』
夏「…心配?」
『うん…』
夏「行ってきて大丈夫よ。
Aが側にいれば、鬼道くんも少しは収まるかもしれないわ」
『夏未ちゃん…うん、ありがとう!』
夏未ちゃん…良い人すぎる…!
夏未ちゃんにお礼を言って、夏未ちゃんの元を離れ
鬼道くんたちのいる所に行く。
『…鬼道くん、落ち着いて』
鬼「A…」
守「落ち着け、鬼道」
風「お前らしくないぞ」
私に続いて
円堂くんと風丸くんも、鬼道くんを落ち着かせようと声をかける。
鬼「…だが、このチームに裏切り者がいるのは事実だ」
守「裏切り者、か…。
うーん…俺は一星が本当に悪い奴とは思えないんだよなぁ…」
『……まぁ…』
円堂くんのその言葉を聞いて
灰「何だと!?アイツは豪炎寺を手にかけた奴の仲間なんだぞ!!
Aの足をやったのもそうだ!!」
灰崎くんが強く反応し、円堂くんの意見に反発した。
灰崎くんに言われて、思い出した。
そうだ、私、切られたんだっけ…。
自分の左足に目をやる。
包帯が巻かれていて、痛々しく見える。
まぁ、痛いのは痛いんだけどね…。
万「え!?
鬼道さん、それは本当なんですか!?」
驚いた声を上げる万作くん。
万作くんだけじゃない、岩戸くんや他のメンバーも
灰崎くんの言った事に驚いていた。
鬼「…それだけじゃない。
忘れたのか円堂、一星は練習でお前を怪我させようとしたんだぞ!」
『…確かにあれは、当たってたらタダじゃ済まない感じのやつだったよね』
…そんな事もあったね。
守「おいおい、まだそうと決まった訳じゃないだろ!」
鬼「アイツを許してはおけない!
監督が動かないのなら、俺たちでアイツをこのチームから排除するしかない!」
氷「…鬼道さん、そんな事出来るんですか…?」
鬼「出来る。
しかし、それには大義名分が必要だ。
下手な反撃をすれば、こっちが返り討ちを喰うだろう」
…皆はまだ、オリオン財団を…オリオンの使徒の存在を知らない。
けど…まだ言わない方が良い。
今よりも更に混乱しちゃうだろうから……。
鬼「大観衆が見ている試合の真っ最中に、一星と、その背後にいる組織の悪行を暴露する!
フィールドを汚す者を許してはおけない…次の試合でカタをつけてやる!」
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はるぴ(プロフ) - 青い闇の力さん» コメント、ありがとうございます!!はい、頑張ります!(*´∀`*) (2018年11月22日 22時) (レス) id: 8af9991857 (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - 続編おめでとうございます!!!!!!!!(((これからも応援しています。!(ο^o)↑ (2018年11月19日 14時) (レス) id: 72678932a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーみ(元はるぴ) | 作成日時:2018年11月13日 21時