【ヒプマイ】裏切られた...？助けて...【ブラコン】

21話 ページ22

梓side

椿は部屋に入ってから無口だ。

きっと、奈々のことを考えているんだと思う。

「椿、お疲れ様。」

椿「っ！でも、奈々が！」

棗「奈々なら大丈夫だ。一郎たちが守ってくれる。自分を責めないでくれ。本当の自分でいてくれ、兄さん。」

椿「棗、、、。」

棗が椿のことを兄さんって呼ぶなんて珍しいな。でも、それだけ今の椿は不安定ってことだよね。でも、

「僕のセリフまで取らないでよ。」

棗「あ、悪い。」

「棗のくせに。」

棗「おい！」

椿「っ！ははっ！やっぱり俺は梓たちと一緒がいいな！梓ー！」


「わっ！もう、、、。」

よかった。いつもの椿に戻った。

これで椿は大丈夫だよ、奈々。

椿は助けれたけど、奈々はこの家に帰ってこれない。

奈々に任せようと思ってたけど、、、

「僕たちで復讐しない？」

棗「あいつらにか？」

「主に絵麻だけどね。」

椿「さっすが、梓！俺と一緒だ！」

棗「でも、どうやってするんだよ。」

「うーん、、、。」

ボイスレコーダーがあれば一番いいけど買うのには時間かかるしな。

「携帯で録音は？」

棗「時間が限られるだろ。」

？「そこは大丈夫よ！！」

「ひか兄」

鍵閉め忘れたかな？

光「これを全員に渡してたの。」

「これ、、、。」

ボイスレコーダー、、ひか兄まさか、、、。

ひか兄を見るとウインクされた。男のウインクって、、、ときめかないよ。

「これで録音しよう。」

椿「うん！」


棗「ああ！」


奈々、もう少し待っててね。直ぐに助ける。

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