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第50話 ページ2

あれから朝まで寝ていた私はまた大和さんと一緒に寝ていた。

大和さんは私をベッドで寝かせて、自分は床で寝ていた。

どこまで優しいんだろう、この人は。なんで私に優しくするんだろう。私は"人形"なのに。

人形の私は感情なんて持ってない。嬉しいっていう感情はあるけど、他はない。

嬉しいという感情はお姉ちゃんと父さんが教えてくれた。でも他の感情は知らない。なんで涙が出るのかわからない。

「所詮私は人形なんだからな悩んでも仕方ない。」

大和さんはぐっすり寝ているから、起こさずに部屋を出た。

この言葉を大和さんが聞いていたなど知らずに。

大和side

泉が起きた数分後に俺も起きたけど、なんか聞いたらいけないことを聞いてしまった感じだった。

泉が人形?どうゆうことだ?よくわからない。どうして泉は人形なんだ。

昔のことが関係あるのかわからないがなんかほっといたらいけないことはわかる。

マネージャーに聞こうかな。知っていたらいいけど。

俺はそう思ってマネージャーに聞きに行った。

部屋を出て社長室に行く寸前でマネージャーに会った。

紡「大和さん。どうしたんですか?」

「マネージャー、ちょっと聞きたいことがあるんだがいいか?」

紡「聞きたいことですか?私で答えれる範囲なら。」

「いや、マネージャーじゃないとわかんないかと知れない。」

紡「私じゃないとわからない?」

「ああ。昨日あのあとさ、泉が泣き疲れて寝たんだよ。で、起きたら独り言のように『所詮私は人形なんだ。』って言ってたんだ。これってどうゆう意味なんだ?」

紡「っ!」

マネージャーは俺の言葉に顔を青くした。聞いたらまずいことだったのかな。マネージャーはおろおろしだして、うつむいた。

「マネージャー?」

そこまで落ち込むのかな。

紡「こっちに来てください。話します。」

俺はこの後、何が話されるのか想像もしてなかった。

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なつめみく - ええええええええ続きあったんだ、、何をするにも最近億劫になってきてたけど続きがあることにきづいた瞬間握ってたピンポンだまにぎりつぶしちゃいそーになったよおおお!!最近ヤマさん不足だったからガチうれしいいいい!! (9月24日 17時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私は大和さんに一票入れます! (2017年3月16日 16時) (レス) id: 367238905c (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - ありがとうございます!!大和さんに一票いれます!これからもよろしくお願いします! (2017年1月3日 22時) (レス) id: cba5197f9f (このIDを非表示/違反報告)
しろ - とっても笑ったりドキドキしました!私も大和さんに1票入れます! (2017年1月3日 21時) (レス) id: b8cc97a2e2 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - ありがとうございます!!大和さんですね!これからもよろしくお願いします! (2016年12月26日 18時) (レス) id: cba5197f9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:八乙女澪 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年8月29日 16時

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