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冬麻side
円堂「ヒロト!」
おねぇと僕、円堂くんは、ヒロト君に駆け寄った。
円堂「ヒロト!大丈夫か?!」
冬麻「だ、大丈夫ですか?!」
グラン「円堂…くん……。冬麻…くん……ぐっ!」
ウルビダ「何故だ、グラン……。何故止めたんだ!?そいつは、私達の存在を否定したんだぞ!そいつを信じて、戦ってきた私達の存在を!私達は全てをかけて、戦ってきた!ただ、強くなるために…それを今更間違っていた!?そんなことが許されるのか、グラン!」
グラン「確かに……
確かに、ウルビダの言う通りかもしれない。お前の気持ちも分かる。でも…それでもこの人は……
俺の大事な父さんなんだ!」
ウルビダ「!?」
グラン「もちろん、本当の父さんじゃないことは分かってる…ヒロトって名前が、ずっと前に死んだ、父さんの本当の息子だってことも…」
鬼道「本当の息子?」
瞳子「えぇ。」
グラン「うぅ…それでも、構わなかった…父さんが、俺に本当のヒロトの姿を重ね合わせるだけでも!父さんが施設に来る日が、楽しみでしょうがなかった。父さんの喜ぶ顔を見てるだけで、嬉しかった。たとえ、存在を否定されようと…父さんがもう、俺達のことを必要としなくなったとしても…それでも…父さんは、俺にはたった1人の父さんなんだ!」
星二郎「ヒロト……
お前はそこまで私を…私は間違っていた。私にはもう、お前に父さんと呼んでもらえる資格などない。」
円堂くんは、ヒロト君を支えた。
星二郎さんはボールを拾って、玲名ちゃんに投げた。
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AYANE(プロフ) - はい!頑張ります!! (2022年5月31日 14時) (レス) id: 51fc191b8e (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - この話、初めて読みましたが面白いですし、この話大好きになりました。これからも更新頑張ってください。 (2022年5月31日 14時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYANE | 作成日時:2022年5月31日 11時