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3話 ページ4

「でもさ、やっぱり夢見るぐらいはさせてよ。」

「え…?」

「……確かに沖田くんはもうこの世にはいない。いくら会いたくても死者を呼び戻すことなんて出来ないし、しようとは思わない。」

「でもAなら死んでない。例え眠っているとしても確かにこの世に存在しているんだ。自我はあるんだ。それなら夢見るぐらいしてもいいよね。もう会える確率はほぼ無いって分かっていても、どうにかして会おうとする夢ぐらいは見ても怒られないだろう?」

会えないと分かっていてもそれでも貪欲に想い続けるなんて、他の奴らからしたら歪んでいると言われるだろうか。
それでも尚、彼女の存在を欲している僕らはやっぱり歪んだ同士の似た者同士、か。

「……そうだね、そんな夢を見るのは愉しいかもしれない。」

あの日々を思い出しながら、あの子の帰りを今も待つ。
早くおいでよ、そしたら一番に抱きしめてあげるから。

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設定タグ:刀剣乱舞 , 刀剣女子 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ルイス | 作成日時:2016年10月25日 0時

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