116話 遊郭潜入 2 ページ20
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「善逸が来ないってどういうことですか?」
「お前たちには悪いことをしたと思っている。
俺は嫁を助けたいがためにいくつかの判断を間違えた。
善逸は今行方知らずだ。昨夜から連絡が途絶えている」
『それって、鬼に……?』
「ああ、お前らはもう
ここにいる鬼が上弦だった場合対処できない。
ましてやAは伝説の稀血だ。鬼に攫われたら最後だ。俺たち鬼殺隊に勝機がなくなる。
消息を絶った者は死んだとみなす。あとは俺一人で動く」
「いいえ宇髄さん、俺たちは…!」
反論するお兄ちゃんに、宇髄さんは「生きてるやつが勝ちなんだ」と言って姿を消した。
「俺たちは一番下の階級だから信用してもらえなかったのかな」
「俺たちの階級“庚”だぞ下から四番目。
階級を示せ」
そう言って伊之助が階級を示した。
あ、そういえばあたしも自分の階級最近見てない。
『階級を示せ………は?』
「はぁぁ!!?A子、お前、お前ってやつは……親分より上の階級ってどういうことだ!」
「き、甲!!?A、柱と同じ階級じゃないか!」
そういって軽い気持ちで階級を示すと、現れたのはなんと1番上の階級、甲。
「出世早すぎんだろ!なんなんだてめえ!」
『ああ、そういえば鴉から倒した鬼50体超えたって聞いた気が……だからかな』
「50体の鬼を倒した!?それって、柱になる条件と同じじゃないか!
すごいぞA!」
『いや、そんなことより今は階級の話してる場合じゃないでしょ!』
お兄ちゃんに抱きつかれたことではっと我に返った。
そうだ、善逸さんを助けないと。
鬼なら真っ先にあたしを狙うはずなのに善逸さんがいなくなった。
ということは善逸さんが鬼と遭遇した可能性が高い。
こうしてあたしたち3人は独自に鬼を調査することにした。
そして、その夜のこと───
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まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2022年5月9日 22時) (レス) @page42 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぴぽ - やば‥泣いた………… (2022年1月16日 15時) (レス) @page42 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
*舞夜*(プロフ) - とても面白かったです!! 煉獄さんがいつ自分の気持ちに気づくかとても楽しみです!! 主人公も早く煉獄さんに落ちてほしい( ´罒`*) 更新頑張ってください!待ってます!! (2021年11月9日 1時) (レス) @page42 id: a1507cd74d (このIDを非表示/違反報告)
いぎ - めちゃくちゃ良かったです!続きが気になります!( °∀°) (2021年10月27日 16時) (レス) id: f55d613724 (このIDを非表示/違反報告)
#きのこ - ああああ尊いです 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています(^^♪ (2021年10月13日 15時) (レス) @page42 id: c964701d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いお | 作成日時:2019年10月14日 15時