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#118 ページ7

Aside



その後、彼らは中忍試験試験のために来訪したのだと発覚した。

私は彼らの話を半ば聞き流しながら、赤髪の彼を見ていた。

…なんだろう、なんで私変なこと言っちゃったんだろう。




サ「(A…?いつまであいつのこと見てんだ…)
 おい!そこのお前…名は何て言う?」



するとサスケは私の視線を遮るように目の前に現れた。




テ「え?わ…私か?」

サ「違う!その隣のひょうたんだ」

テ「………」



サスケがそういうと、赤髪の彼は眉間にしわを寄せこう言った。



「砂漠の我愛羅…」



続けて彼はサスケと私を交互に見て言葉を発した。



我「…オレもお前らに興味がある。……名は?」


「うちはサスケだ…」

「あ、うちはAです」




彼と私たちの間に張り詰める緊張。

サスケは彼を見て闘いたいという気持ちが抑えられないようだ。



サ(フン!面白くなってきたぜ)

すっかり機嫌がよくなったサスケを横目に、私は違う気配を感じ取った。

先ほどの遭遇で敏感になっていたせいだろう。

何か、嫌な気配……。


「どう思う」

「まあ…大したこと無いけどさ。木ノ葉の黒髪と砂のひょうたん……あの2人は要チェックだよ」


振り返ると、声は聞こえないけれど、木の枝に3人の人影を認めた。




「「「!!」」」




彼らは私が気が付いたことにひどく狼狽しているようだ。



「それと、あの女もな」




中心にいた男が何かつぶやくと、彼らはふっと音もなく消えた。

その時、なぜか不穏な空気を感じたのは、気のせいだと思いたかった。



不安な心情を胸に、中忍試験は始まろうとしていた。

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設定タグ:NARUTO , サスケ , ナルト   
作品ジャンル:アニメ
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きくさぶなそれ(プロフ) - 原作に違和感なく夢主ちゃん(すいれんちゃん?って子なのかな)が溶け込んでいて読んでいてとっても楽しかったです!性格も言動も可愛らしくて好きです〜!キャラ達の台詞なども原作通りで良かったです!!更新は止まっているけど、応援してます!!ファンです! (7月16日 20時) (レス) @page28 id: 0cccc81a8c (このIDを非表示/違反報告)
ふみこ - なんといういい所で終わってるんだ…続き楽しみすぎます応援してます! (2022年12月1日 0時) (レス) @page28 id: 948df4a793 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - とっても面白かったです!更新楽しみにしています! (2021年9月4日 0時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - いおさん» ワクワクします!!楽しみに待ってます(〃ω〃) (2019年8月24日 2時) (レス) id: 2ff88f55af (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - すみれさん» そこにたどり着くまでにながーい話になってしまいそうですがお付き合いいただけると嬉しいです( *˙ ˙* ) (2019年8月23日 23時) (レス) id: 5d01581d8e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いお | 作成日時:2017年3月21日 13時

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