Chapter：１５ ページ16
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目の前に、彼女が居る。
本当に、あの、関田さんが、居る。
嬉しくてつい、直ぐに彼女に憧れていたんだと、言ってしまって。言って、後悔。急に恥ずかしくなって来て、柄でもない事言ったからか、本当に恥ずかしすぎて。
すみません、と、謝ろうとして、もう一度彼女の顔を見た。
.....え？
関田さんは、まさかの、顔を真っ赤にして、耳まで、真っ赤にして、固まって、しまっていた。
...あ、なんか、分かるかも。
みんなが、美人だとか、可愛いだとか、言ってたの。
可愛い、なぁ、なんて。
そんな事、思ってしまって。
『.....ごっ、ごめんなさい、....うわ、恥ずかしい。....そんな事、まさかあの石川さんに、言っていただけるなんて....』
「...俺の事、知ってくれてたんですか？」
『いや、寧ろ知らない人なんて、居ないと思いますよ！...石川さんの事は、兄からも良く、伺っていました。本当に強い人だって。...今じゃ、世界で大活躍の、石川さんですもんね。....何だか、私、本当にこの場所に居てもいいのか、怖くなって、きました.....』
彼女は急に、顔が強張った。
俺の事を知っていてくれた事は勿論嬉しかった。でも、何より、彼女にはしっかり、伝えておかないといけない事がある。
「....関田さん、すみません。...お兄さんから伺っていると思いますが、今、このチームには通訳の方が居ません。...監督とは、しっかりコミュニケーションを取るべきなのに、しっかり指導を受けなければならないのに、現状では、それが不可能になってます。...海外組も居ますし、全く困難って事でもないんですけど....、でもやっぱり、通訳の方が居て、監督の言葉を直ぐに伝えてもらえると、更にチームも成長に繋がって、いいと思うんです。...お兄さんが、関田さんこそが、このチームに適任って、言ってました。俺も、そう思います。...何言ってんだって、思うかもしれません。でも、俺達は、世界で勝ちたいから。だから、どうかこのチームを、助けて、くれませんか....？」
この言葉を、俺が言うのは、間違っているかもしれない。
でも、本当に。
俺のエゴかもしれないけれど。
彼女と、一緒に戦いたい。
本気で、そう思った。
『...私は、また、此処に立ってもいいんでしょうか。私は、皆さんと共に戦える、そんな資格が、あるんでしょうか』
どこか、悲しそうに笑う彼女に。
俺は全力で、頷いた。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
