「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その３９ ページ43

ASide

まだ、心の中に置いておくこの気持ち

これは、

君を仲間として認めてきてしまってるのだろうか

昔、ナツやグレイやルーシィに言った大好きと

同じ大好きなのだろうか

今の私には、まだ分からない事

でも私は、スティングやローグに心を許しかけている

あんな事があって、

嫌な事があって、仲間なんて信じないはずなのに

スティングは…仲間？

ローグは…仲間？

どうなの？

ス「どうした？考え事か？」

貴「えっ？」

ス「いやー、思い詰めた顔してたから…さ？」

そんなに思い詰めた顔してたのかな

貴「何もないの、ただ…」

言うべきか？言わないべきか？

ス「…ただ？」

スティングは、真剣な眼差しで私を見る

いつもチャラチャラしてるスティングだけど、

時に真剣になる、君の眼差し

君が私の事を考えてくれる、君の熱い思い

そんな、所も私は好きなのかな

ローグは、いつも影ながら見ていてくれて

いつも気に掛けて心配してくれる

そんな君のクールで優しいところ

そこが好きなんだろうな

貴「…やっぱり、何も」

ス「…なーんだ、何にもねーのか！心配させんなよー」

レ「あー！スティング君！ここに居たんですねっ」

フ「フローもそー思う！」

この二人も、

いつもスティングやローグを気に掛けて…偉いな

ロ「探したぞ…全く、早く行くぞ」

また、いつ裏切られるか分からない

この人達も、前のフェアリーテイルみたいに裏切るかも

でも、今はこの人達と居て…楽しいかもしれない

今は、この時間を楽しもうかな

やっぱ私は、貴方達に…

気を許してるのかもしれないね

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