笑えない日々その３８ ページ42
ス「こんな所でだけ…」
スティ…ング
ス「カッコつけんなよｯｯ！！」
貴「…っ」
ス「…カッコわりぃ…いいよ、くれてやるよ！
一点くらいな！！」
一点…くら…い
ナ「…」
ガ「その一点くらいに泣くなよ…ギヒッ」
ス「いいぜ、俺達はこの後も１位であり続ける…
お前らなんかには負けはしねぇ！
Aも渡さねぇ！！」
胸が…暑いよ。凄く
どうしてかな
あんなにひんやりして冷たかった胸が
凄く、凄く暑いよ
頬にも、何かが伝ってる
冷たく…生暖かい、しずく
何度落ちても、枯れることのない
私の…涙
貴「私…スティングの所に行ってくる」
ロ「…あぁ、行ってこい」
ローグの声を聞くと同時に、走った
無我夢中で…走った
貴「…っ！…スティングっ！」
息切れがしていても、構わない
貴「…っスティング！！」
彼の名前を叫びながら
精一杯叫びながら、私は走る
するとそこには、見慣れた金色の靡(なび)いた髪の毛
今、会いたくて会いたくて…
仕方のなかった人
貴「スティングっ！！」
すると驚いた表情で私を見る君
まだ、酔いが残ってるのか？少し顔が青く、ひきつっている
ス「…A？」
暖かい声で、呼んでくれた君
泣いたままの、クシャクシャの顔のままの私は
貴「…っ、私…！わたっ…し…！」
泣いていて、上手く話せなくて
伝えたいことは、沢山あるのに
君のおかげで、胸が暑くなった事
君の言葉に、感動した事
君の優しさに、涙が出てきた事
沢山、沢山話したい事がある
それなのに、伝えられない
貴「…あっ…ありがっ…と…っう…！！」
少しずつ途切れて、変になったありがとう
君のおかげで、気持ちが少し…軽くなった
すると、スティングは私を抱き締めてくれた
ス「俺は、まだ何もしてねぇよ。」
強く、大きく抱き締めてくれたのに
痛くなくて、優しくて…何処か心地よい
ラクサスやローグとは、少し違う感情
ス「泣くな、お前が泣くと…辛い」
ほら、まただよ
そう言う優しい事言うから
だから、涙が溢れてくるんだよ？
この涙はね？嫌いじゃないの
貴「…大好きだよﾎﾞｿｯ」
君の暖かさが
君の声が
君の優しさが
君の温もりが
全部全部、大好きだよ
君の全てが…大好きなの
ス「…？悪ぃ、聞こえなかった」
聞こえなくて、良かったのかもしれない
その気持ちは、まだ…心の中に
貴「何もないよ」
君のおかげで少しずつ
心にかかった鍵が、鎖が…
解き放たれているのかも…しれない
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星空(プロフ) - 違う意味でのえ？ええ？はありました (2021年9月13日 22時) (
レス) id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - いえいえ!!こちらこそ描かせて頂きありがとうございました!!これからも応援します!! (2019年2月16日 22時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - EMIKOさん» 素敵なイラストありがとうございます…！！しかも二枚も！！！！ちゃんと見れます！！後で作品の方にも載せておきます！！本当にありがとうございます！！ (2019年2月16日 22時) (レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - もう一個描きました!! (2019年2月16日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/5/7/25753ef281b7eae37e0676eb57023268.png (2019年2月16日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りこ x他1人 | 作成日時：2015年7月17日 15時
