「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その３ ページ5

スティングSide


それから、手術は成功して…


ス「手術は成功したのに。

なんで７年間も眠らねーといけねぇんだよ！」



だが、７年間も眠らねーといけなかった



ロ「落ち着け、スティング。

本当は治らないはずの手術だったんだ。

…無理もない」



ス「ローグまで…！」



確かに仕方のない事だったけど、


その時の俺は信じられなかった。



それからは毎日お見舞いにきて、




少しでも強くなろうと必死で、


　

そして、７年間の月日がたった。




貴「…？」



ス「…！Aさん…！」



うっすらと目を開けて俺を見るAさんは、


不思議そうだった。




そりゃそうだ。

俺はあの頃と違って７年分の年をとった。




貴「…あの、どなた様でしょうか？」




Aさんは７年間眠っていたから、


意識的にはまだ７年前のままだろう。




ス「俺は…スティング」



ロ「…ローグだ」



貴「…え！？…私が見た子は…もう少し、

いやかなり小さかったような？」




ス「…いや〜

一応俺達あのときの会った、

スティングとローグなんだけど…::」



ロ「説明しなくちゃいけないな…」




そして俺達は説明をした



今は七年後だということ




Aさんは自、殺に失敗して手術したこと




そのかわりに７年の眠りについたこと




俺とローグは、７年分の年をとってること



そして…




ス「Aさんと、

なんの関わりがあるかは知りませんが」




ロ「フェアリーテイルは、

数名行方不明になっています」




貴「…そう。」




…あれ？




ス「普通はもっと落ち込むものじゃないの？


知り合いが行方不明なんだよ？」




貴「…っ…あんな人達…知らないわ…」




ス「あのさ、なにがあったか知らないけど…

話してくれないかな？」




ロ「すこしくらいは、

役にたてるかもしれないしな…」



貴「…いいよ、話すけど…

きっと貴方達も私の事は信じてくれない」




ス「…いいよ。信じるから」




そしてAさんは、過去について話始めた

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