「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その３６ ページ40

貴「ん…んー！」

朝目が覚める

眠たい目を擦りながら横を見ると

左にスティング、右にローグ←←

…え！？

貴「ベッド２つあるんだからそっちで寝ろよ！！」

なんで１つのベッドで三人なのよ←

んでもう１つのベッドで２匹ってどういう((

髪の毛をポニーテールにして、頬を叩く

ﾊﾟｼﾝｯ

貴「目…覚めた」

今日は大魔道演武二日目

昨日あんな事話したりした訳だし

ラクサスとの会話を胸に、頑張らなきゃね

負けないって言ったのに負けたら顔向け出来ないし

貴「起きて、スティング、ローグ。

レクター！フロッシュ〜？」

皆を起こして、大魔道演武に向かう

行くとたまたまラクサスと会った

ス「…！？」

スティングは警戒しながらラクサスを見る

いや、私と居た全員が…

ラ「…ﾌｯ」

私に小さな笑みをこぼして

ラクサスは行ってしまった

貴「…ﾌﾌｯ」

私も自然に笑みがこぼれる

ス「…あいつと居るときは、警戒しねーのな」

貴「…それは…どうかなぁ？」

確かに、そんなに警戒していないが

０…とは言えないのだ


貴「…行こうよ」

長い沈黙に耐えれなくなった

ス「そーだなっ、今日こそナツさんと戦いてーな！！」

ロ「興味ない」

私の一言で、皆スイッチを切り替えてくれた

大魔道演武二日目がきた

必ず何処かでフェアリーテイルと、戦いたい

いや、違う

戦わなければいけないのだ


この私の気持ちを無くすために

こんな復讐心を早く終わらせるために

また、スティングやローグと笑い合うために

この眠っていた七年間の分も

これから充実させて過ごすために

今ここで、フェアリーテイルに勝って

見返して、復讐して、

私と同じくらいの心の傷を負わせて

私の味わった気持ちを、味あわせて

そして、私の気持ちに終止符を打ちたい

勝って、お前らとは違うと言うことを

私は示さなくてはいけない

そう、強さとは…"仲間"や"家族"じゃない

実力なのだから

仲間仲間と言っていたお前らは、仲間をも裏切ったのだ

仲間しか取り柄のないお前らに

仲間を大切にする心が無くなったのなら

お前らには何も残らない

今のお前らは、仲間じゃない

覚悟しろ、フェアリーテイル…

お前らとは私は…

貴「今は敵同士なのだから」＿＿



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