笑えない日々その３２ ページ36
そんな事を考えてると、いつのまにか着いた
まだ５分ほど余っていたが、ラクサスは来ていた
それを見ると、申し訳なく思う
なんて声掛けようか、思い付かない…
どうしよう…
考えてたら、ラクサスと目があった
ラ「…よぉ」
ラクサスから話し掛けてくれたので
貴「…久しぶり」
一言だけ返した
昔の私なら、もっと愛想良く返せたかな？
ラ「…悪いな、誰も話してくれねぇんだ。
俺の破門になっていた、七年前の事。」
貴「いいの、ラクサスなら。」
その言葉を聞くなり、少し頬を赤く染めるラクサス
…どうして？
ラ(期待するじゃねえか)
貴「だって助けてくれたし、
ラクサスってお兄ちゃんみたいで安心するから」
その言葉を言うなり、どこか不機嫌な様子で
ラ「…で、何があったんだよ」
私、何をしたのかな？…まあいいや←いいんかい
…大丈夫…だよね
ラクサス…だから、心配ない…よ？
大丈夫だから、私…心配ないから…！
心の中では何でも言えるのに、怖くて声がでない
これが、声にならない叫び声…のような物だろう
すると、頭に何か温かい大きな物がふってきた
…ラクサスの手だ＿＿
ラ「安心しろ、俺はお前から離れたりしない」
…っ
急に視界がぼんやりして、前がよく見えなくなった
それのすぐあとに、頬に冷たい物が伝う
…泣いちゃった
また出てきそうな私の涙を
ラクサスが不器用に指でぬぐってくれた
ラ「大丈夫…だから」
そう言って抱き締めてくれるラクサスは
手だけじゃなくて、全てが大きかった
久しぶりのラクサスの匂い
凄く…寂しかった…
あの頃も、今も…会いたかったんだ
大好きな、優しいお兄ちゃんのような君に…＿＿＿
貴「…えっとね…っ？ラクサスが行った後に…っ」
全てを話した
特に何か言ってくれた訳じゃない
ただ、黙って私の背中を擦ってくれて
なんだか、凄く安心して話せた
話が終わったら、「そうか…」とだけ言い残して
また黙って抱き締める力を強くした
今君は、どんな事を思っていますか？
まだ、私を仲間だと言ってくれますか？
また、あの時の笑顔で笑ってくれますか？
まだ、私を…
．
．
信じてくれますか…？＿＿＿
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星空(プロフ) - 違う意味でのえ？ええ？はありました (2021年9月13日 22時) (
レス) id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - いえいえ!!こちらこそ描かせて頂きありがとうございました!!これからも応援します!! (2019年2月16日 22時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - EMIKOさん» 素敵なイラストありがとうございます…！！しかも二枚も！！！！ちゃんと見れます！！後で作品の方にも載せておきます！！本当にありがとうございます！！ (2019年2月16日 22時) (レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - もう一個描きました!! (2019年2月16日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/5/7/25753ef281b7eae37e0676eb57023268.png (2019年2月16日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りこ x他1人 | 作成日時：2015年7月17日 15時
