「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その３１ ページ35

ASide

貴「１日目終了。いいでだしだね」

ス「あぁ！俺達はこのまま１位で終わらせるさ」

ロ「…興味ないな」

わたしだって、負ける気はしない

別に、あいつらみたいに

暑苦しく勝ち負けにこだわろうとは思わないけど

あんな奴等に負ける気はしない…

と言った方がいいだろう

時計をみると８時半

ラクサスとの約束の時間まで３０分

そろそろ行った方がいいかな…？

貴「私、そろそろ約束があるから。」

ス「あ、そーだったな。…大丈夫か？」

ロ「少しでも怖いなら、俺達も後ろからついていくが」

本当に二人は優しい

二人の優しさに触れるたびに

嬉しくなるけど、その反面

悲しくなったりもするの

そんなに優しい笑顔を

そんなに優しい気持ちを

私のように向けることが出来ない人に向けて

貴方達は…悲しくならない？

そう思うと、やっぱり悲しいかもしれない

貴「へーき、ラクサスは別だから」

昔から、お兄ちゃんみたいな存在

優しくて、途方に暮れてる私に手を差し伸べてくれて

不器用だけど、いつもかっこいい

貴「それじゃーね！」

出来るだけ明るくさよならする

もうすぐ９時。

本当はね、少し…君が怖いよ。ラクサス

もしも君も遠くにいったら…怖いよ

お兄ちゃんみたいに優しくしてくれて

あの時私を助けてくれた君までも

離れたらどうしたらいいのかな？

少し、怖いけど

ラクサスなら、きっと大丈夫だから。

そう信じて、一歩一歩踏み出していく

いつかこんな風に、誰でも信じれたらいいのに

前みたいに、誰とでも…明るい笑顔で居れたらいいのに

私の心からの笑顔って…どんなのだっけ？

もう、忘れちゃった

笑いかたを忘れるなんて、変なの

笑いかたって、忘れるものなのかな？w

胸が温かい時や、楽しいとき

いつも笑顔で居れたのに

あの日から、笑えないんだ

私から、笑顔を奪ったんだ




フェアリーテイルなんて…








大っっ嫌いだよ







ごく何人かは







嫌いじゃないけど

　





ナツも、

グレイも、

ルーシィも、

エルザも、

ハッピーも、

ウェンディも、

シャルルも、

ミラさんも、

マスターも






みんなみーんな









大っっ嫌いだよ…っ＿＿＿＿＿

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